第3話 ステータス
ガバッ
煌月は飛び起きた。
「はぁ、あれは夢か?」
夢かと思い、その後考えを改めた。
「いや、ここは異世界なんだったな。女神が居ても不思議じゃないか。」
窓を見れば朝の陽射しが差し込んでいた。それを見た煌月は布団から出て着替えを始め、食堂へと向かった。凛華達と話していると全員集まり、朝食が始まった。
朝食が食べ終わり、訓練場に集合することになった。
訓練場に集合した俺達は、ステータスについて王女様が説明するらしいので待っていた。
「お待たせしました。それではこれからステータスについて説明させていただきます。
ステータスについて説明するためにまず皆様にステータスを出してもらいたいと思います。《ステータス》と唱えてください。」
「《ステータス》」
〔〕の中や???は本人しか見えません
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【ステータス】
名前:水奈月 煌月
性別:男〔?〕 年齢:16
種族:人族〔???〕
Lv.1
HP:1800〔???〕
MP:2000〔???〕
STR:200〔???〕
DEF:180〔???〕
INT:190〔???〕
AGL:200〔???〕
〈スキル〉
〈ユニークスキル〉
成長速度upLv.8
〔〈オリジンスキル〉〕
異空庫、鑑定、隠蔽、???、etc...
〈称号〉
異世界人、運命神の加護、運命神の寵愛、〔運命神の恋人、運命神の婚約者、〕???、???、???、etc...
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「〔〕に???ってなんだよ、どういうことなんだ?それにこの称号の所のって......やはりあれは夢じゃなくて本当のことだったのか...てかいつ恋人になったんだよ、いつ婚約したんだよ......」
女神について悩む煌月。その時ステータスについて王女が説明した。
「一般人の平均はHPとMPが1500、STRなどが150です。皆様は勇者ですのでもっと高いと思われます。」
「俺のステータスは一般人より多少多いくらいってことか」
煌月が女神やらステータスやらについて悩んでいると歓声が聞こえた。
「うおおおお、すげぇ!流石光太郎だな!」
「宰城君凄い!the 勇者って感じ!」
「工藤さん達もすげぇぞ!」
「香澄ちゃん達のステータスも宰城君に負けず劣らずで凄いよ!」
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【ステータス】
名前:宰城 光太郎
性別:男 年齢:15
種族:人族
Lv.1
HP:5000
MP:5000
STR:500
DEF:500
INT:500
AGL:500
〈スキル〉
剣術Lv.3、光魔法Lv.3、聖魔法Lv.3、身体強化Lv.3、体術Lv.2、剣閃術Lv.2
〈ユニークスキル〉
聖剣術Lv.3、限界突破Lv.1、成長速度upLv.1
勇者の証Lv.5
〈称号〉
異世界人、聖剣の勇者、正道を歩みし者
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【ステータス】
名前:工藤 凛華
性別:女 年齢:15
種族:人族
Lv.1
HP:4600
MP:4900
STR:450
DEF:430
INT:480
AGL:550
〈スキル〉
細剣術Lv.4、風魔法Lv.3、風脚Lv.2、雷魔法Lv.1、身体強化Lv.3、
〈ユニークスキル〉
疾風迅雷Lv.1、成長速度upLv.1
〈称号〉
異世界人、疾風の勇者、風の細剣士、風の加護
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【ステータス】
名前:七瀬 玲奈
性別:女 年齢:16
種族:人族
Lv.1
HP:4300
MP:5400
STR:400
DEF:400
INT:580
AGL:400
〈スキル〉
棍術Lv.2、水魔法Lv.4、氷魔法Lv.3、魔力操作Lv.2、治癒魔法Lv.3、身体強化魔法Lv.2
〈ユニークスキル〉
魔法陣構成Lv.1、成長速度upLv.1
〈称号〉
異世界人、流水の勇者、水の魔法士、水の加護
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【ステータス】
名前:白鳥 香澄
性別:女 年齢:16
種族:人族
Lv.1
HP:4900
MP:5100
STR:470
DEF:470
INT:500
AGL:530
〈スキル〉
剣術Lv.3、二刀流Lv.2、光魔法Lv.2、聖魔法Lv.3、身体強化Lv.3、身体強化魔法Lv.2
〈ユニークスキル〉
神聖魔法Lv.4、聖属性強化Lv.2、成長速度upLv.1
〈称号〉
異世界人、聖光の勇者、剣聖聖女、神聖の加護
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【ステータス】
名前:九鳳院 麗華
性別:女 年齢:15
種族:人族
Lv.1
HP:4200
MP:5500
STR:350
DEF:350
INT:600
AGL:350
〈スキル〉
炎魔法Lv.4、風魔法Lv.3、魔力操作Lv.3、攻撃魔法強化Lv.3、身体強化魔法Lv.2
〈ユニークスキル〉
魔法合成Lv.1、成長速度upLv.1
〈称号〉
異世界人、豪炎の勇者、炎の魔術師、炎の加護
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「チートかよ...」
余りのチートっぷりに煌月は呆れていた。
「素晴らしい!Lv.1の時点でこれだけのステータスとは...これなら魔人だろうと魔王だろうと倒せますよ!!」
王女様は大絶賛だ。
「ステータスの確認は終わりましたね?訓練内容を決めるために彼処にいる騎士団長に見せてください。本人に合った訓練内容を組みますので」
「私が騎士団長のゴルネス・トーレンだ。君達の中でも武術に秀でた者を鍛える。魔法に関しては隣の魔法師長に鍛えてもらうように!」
「魔法師長のテルロア・ムーレンだ。魔法の事なら私が鍛えよう。」
騎士団長に魔法師長が自己紹介をした。クラスメイト達は騎士団長達の所に集まり。言われた通りの訓練をしに行った。さて、俺は一体どうすればいいのだろう。一応王女様に見せて判断を仰ぐか。
「あの、王女様。俺のステータスなんですが...見てもらえませんか?」
「はい、いいですよ。......え!?ステータスが一般人より多少強いくらいですか...ええ!?な、な、な、なんですか!これ!?運命神様の加護がついてる...運命神様の加護がついたこと自体奇跡なのに寵愛まで...。
あの、これに心当たりとかありますか?」
「えっと、昨日、夢で会いました。」
「ええ!?運命神様と!?ということは貴方は運命神様と話したのですね?」
「ええ、まぁ、話しましたけど」
「普通、神は余程気に入った者出ないと会いません。コウゲツ様が会われたということは大層気に入られたということでしょう。寵愛までありますし。加護くらいならば偶に授かる者はいます。ですが殆どが下級神で偶に中級神から授かるくらいです。運命神ルミア様は上級神です。上級神から加護を授かるなんて1000年以上前の国王が授かったくらいです。それでも寵愛は授かりませんでした。上級神であるルミア様に出会いそして寵愛まで授かるということは選ばれたのでしょう。神の伴侶に。...と話がズレてしまいましたね。コウゲツ様は好きにしてくださっていいですよ一般人より多少強いくらいの貴方を戦闘に出させる訳にはいきませんし、それに召喚したのはこちら側なのですから安全は守らせていただきます。なのでコウゲツ様は好きにどうぞ。ですが...もしも、この国を出る時は言ってください。多少のお金は渡します。」
『神の伴侶って...嫁になること確定なのか...』
「あ、ありがとうございます。では図書館で本を読みたいので場所を教えていただきたいです。」
「分かりました。図書館ですね。案内します。」
こうして俺は王女様に案内され図書館に着いた。昨日から知識を蓄え、多少鍛えてからこの国を出ると決めていた。なので王女様の申し出は有難かった。
2018-7-1
ステータスを大幅に変更致しました