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推しが消える日

作者: せおぽん

「えっ!嘘だろ?!」

僕は、そのSNSのニュースを見て叫んだ。


三人組のアイドルグループ「ヤング・エターナル・スター」、通称「Y.E.S」が解散するというのだ。理由は、僕の推しであるリーダーのイズミが、個人的事情で引退するに伴いグループも解散するらしい。


彼女らに出会ったのは、僕が49歳の時だ。その頃、僕は失職し、とても落ち込んでいた。彼女らは、当時まだ中学生で、デビューしたてだった。近所の公会堂で行われたライブの観客は、ほんの数人。それなのに一生懸命に歌い、踊る彼女らに僕は心を撃たれ励まされたんだ。


それから、僕は努力し再就職した。彼女らに応援されているような気がしたから、努力できたのだ。


アルバムも、ライブDVDも、全て買った。

ライブも行った。おかげで友人も沢山できた。

ファンクラブの会員ナンバー一桁は、僕の誇りだ。その頃の「イエスマン(Y.E.Sファンの呼び名)」は、去っていってしまったけれど僕は、ずっと「イエスマン」を貫いている。


それなのに…。


僕は、これから何を生きがいにすればいいんだ。


あの還暦ライブのセリフは、嘘だったのかい?

「私達は、死ぬまでアイドルです」と言っていたじゃないか。


デビュー60周年を区切りに解散だなんて、あまりに突然すぎじゃないか!イズミちゃんは、まだ74歳だろう?寿命なんてまだまだじゃないか。


他のメンバーはどうするんだ。シゲちゃんや、チヨちゃんはどうなるんだ。


僕は、もう109歳だ。これから何を生きがいに生きて行けば良いんだよ……




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