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後日談 ◇ 茶会のお供と乙女心(前編)

しっかり者のサーリ侯爵家長男と代わって、末っ子気質の妹による明るく元気な「女子だけ会」のお話です。

全2話(執筆済)。後編は明日投稿予定です。

 ──強く、優しく、美しい、王国一の好青年。


 これが王国民が思ってる、私のお(にい)の姿。

 けど実は性格が悪くってー……なんてことはなくて、本当に強くて優しくて格好いい、昔から大好きな自慢の兄。


 ……でも、そんなお(にい)は今までずっと「結婚はしなくていいかな」って言ってた。

 王国で一番()()()せいで。お兄は女の人のことが昔から苦手だった。お兄は女の人を無自覚に避けていた。


 そうしてずーっと宝の持ち腐れをしていたお兄に、ついに結婚できるかもしれないお相手が現れた。


 ──人呼んで【エゼルの妖精姫】。お隣のエゼル王国の第二王女様。


 本来なら、ただの侯爵家次男のお兄が釣り合うような身分の御方じゃないんだけど……でも【絶世の美男子】って言われてきたお兄とは、見た目だけなら超お似合い。

 身内の贔屓目を抜きにしても、二人が並んだら最高に絵になると思う。まるで御伽話の絵本に描かれている王子様とお姫様。……あっ、片方は本物のお姫様か。



 お姫様がお忍びで我が家に来てくれたのは、これまでに2回。最初は3ヶ月くらい前で、その次は1ヶ月半前。

 で、初回はお兄が()()()()()()()から、お兄とお姫様は、まだ一度しかちゃんと話したことがない。


 それでも2回目の訪問のとき、直接二人で話をした後に──……女の人が苦手な()()お兄が、私たち家族にこう言ったの。


「僕に縁談の話を勧めてくれてありがとう、兄さん。

 王女様、兄さんが言ってた通り素敵な人だね。短い時間だったけど、すごく楽しく話せた。

 ……まあ、条件はいろいろ考えて交渉していく必要がありそうだけど。前向きに検討してみようかな。」


 って。



 私たち家族は、本当にびっくりした。


 だって、お兄があんなにストレートに「素敵な人だね」って女の人を褒めるなんて、身内以外、今まであり得なかったから。


 すぐに一方的に惚れられて、期待されて、勘違いされて。それでいっつも最終的に嫌な思いをしていたお兄。

 女子とちょっと喋っただけで周りに騒がれて噂を流されて、変な意味までくっつけられて。勝手に女子同士で揉めだして。

 挙げ句の果てには、喋ったことすらない女の人に、いきなり好かれて恨まれて……突然、刺されそうになって。

 そんな経験(こと)が、1回や2回じゃなかったお兄。



 だから、お兄が「すごく楽しく話せた」って、


 ……少し照れくさそうに笑いながら「前向きに検討してみようかな」って、


 ──……お兄があんな風に、女の人からの好意を素直に受け取ろうとするなんて、今まではあり得なかったから、



 もう、そんなの……そんなの──



 ──っ、そんなの全力で応援するしかないって〜!!



 お兄〜!!絶対に成婚させようね〜〜〜!!!



 そうして私たち家族は一気に盛り上がった。

 冷静に考えたら問題は山積みだし、隣国の王女様が身内になるとか大変も大変なんだけど。

 でもお父さんとお母さんは「あの子にもお相手ができて良かった!」って早くもホッとしていたし、私はめっちゃくちゃ浮かれたし、兄さんも応援する気になっていた。


 女の人が苦手なお兄にプレッシャーを与えちゃいけないとは思いつつも、お兄が「やっぱり結婚は僕には無理かな」って弱気になっちゃわないように。私は全力でお兄の様子を窺いながら、不自然にならない程度にお姫様に関する話題を振ったりして、お兄の脳にお姫様の存在を刷り込んでいった。

 兄さんには「お前が張り切り過ぎるな。そっとしておけ。」って言われちゃったけど。

 でも、だって!()()お兄が本当に幸せになれるなら、結婚(それ)が一番いいに決まってるじゃん!この千載一遇のチャンスは逃しちゃいけない!!


 私はそう思いながら、その日も実家に顔を出しにきていた機嫌の良さそうなお兄に、お姫様の話題を振っていた。


「──ねえ、お兄!お姫様、来週また来てくれるんだよね?またあのお菓子持ってきてくれるかな〜!

 次はね?私もお姫様に御礼をあげたいの!

 あの私たち家族が大好きなお店、『ベルレンティー』のアップルパイ!あれをお姫様にあげたいんだ!絶対に気に入ってくれると思うんだよね〜!」

 

 もちろん、この前いただいたお菓子をもう一度食べたいのも、御礼をしたいのも本当。

 ……でも一番は、お姫様に教えてあげたいの。うちのお兄の、数少ない()()()一面を。


 お兄は昔っから、王都にある老舗のパイ専門店「ベルレンティー」のアップルパイが大好き。

 本人は自覚がないだろうけど、お兄は好物のアップルパイを食べてるときはちょっとだけ笑顔が()()なる。

 普段の爽やかな微笑みが崩れて、口元が幸せそうにモキュッてなる。


 ──それを見たら、絶対にお姫様は()()()お兄に惚れちゃうはず。


 妹の私でさえ思わず「お兄カワイイーーー!!」って心の中で叫んじゃうくらいだもん。

 このお兄の隠されたギャップ……いや、全人類をオーバーキルする必殺技。次のときには絶対にお姫様に見せたい!


 私がそんなことを企みながらお兄にそう話したら、お兄は「本当に気に入ったんだね、あれ。また持ってきてくれるって、この前もらった手紙に書いてあったよ。」って笑って、


 ……それから、いきなり恐ろしいことを言ってきた。



「──そんなにお菓子を楽しみたいならさ、今度侯爵邸(ここ)で『女子だけお茶会』でもすれば?

 前に『いつか義姉(ねえ)さんと僕の婚約者と一緒に、女子だけで買い物や旅行をしてみたい』って言ってたじゃん。あれ、僕が王女様に話したらすごく喜んでたよ。

『わたくしは王女なのでお買い物や旅行はすぐには実現できそうにありませんが、サーリ侯爵邸の中でよろしいのであれば。是非、女子会なるものを(もよお)してみたいです。』って。」


「じょ……女子会なるもの……。」


「……あ。というか、もしかしたら向こうはもう来週『女子だけお茶会』を()()()()()()()()のかも。

 そういえば手紙の最後に書いてあったな。『お義姉(ねえ)様と(いもうと)様とお話しできるのが今から楽しみです。』みたいな内容も。」



「は!?!?」



 爽やかな笑顔のまま、軽く首を傾げたお兄。

 私が思わず声を上げると、すっとぼけているお兄は呑気に謝ってきた。


「ああ、そっか。言っておいた方がよかったかな?

 ……ごめん。もうサーリ侯爵邸(ここ)に来てもらうのも3回目だし、そんなに身構えなくてもいいかなーって思って。言うの忘れちゃってた。」

「嘘でしょう?!信じられない!そういうことは早く言ってちょうだい!!」

「お兄のバカー!相手は『お姫様』なんだよ!?身構えなくていいとか言ってるの、この世でお兄だけだから!!」


 私が叫んだと思ったら、通りがけに私とお兄の会話を聞いていたお母さんも一緒に悲鳴をあげていた。


 それからお母さんは慌てて「どっ、どうしましょう!もうあと1週間もないじゃない!……お茶会のための茶葉!ケーキ!カトラリー!……あと、テーブルクロスも……っ、そうだわ!庭師!庭師を呼んで!!まずは庭園を整備させないと!!」って叫びながら広間を走って出て行った。


「……そんなに慌てなくていいんじゃない?

 普通に、当日お茶とお菓子を用意しておけば。」


 お母さんの後ろ姿に向かって、不思議そうにしながら声を掛けるお兄。

 私は女性のおもてなし経験ゼロなポンコツお兄に、全力で乙女の指導をした。


「慌てるに決まってるでしょ?!相手は『エゼル王国のお姫様』なの!お兄の『結婚相手』になるかもしれない御方なの!ちゃんとしなきゃ駄目に決まってるじゃん!

 っていうか、お兄ものんびりしてないでちゃんと考えてよ!?お姫様が喜んでくれて、サーリ家(うち)を好きになってくれるように!

 ──……ハッ!?ねえ、ちょっと待って?!ドレス!お茶会のドレスどうしよう!お義姉(ねえ)さんと相談──っ、作戦会議しなきゃ!」



 そうして私たちは必死になって奔走して、大国のお姫様を招いても見苦しくない程度に、何とか6日間でお茶会の準備を整えた。

 サーリ侯爵家お抱えの料理人たちの渾身の力作、超ボリュームのアフタヌーンティーセット。

 お母さんとお父さんと執事たちが必死になって考えて取り寄せた王国最高級の茶葉と、おろしたてのテーブルクロス。お洒落で統一感のある食器類。

 庭師と使用人たちが一丸となって造り上げた、今年一番綺麗に整った、我が家の小さめな庭園。


 なっ……何とかなった!これが今の我が家の精一杯!


 ──いざ!我らサーリ侯爵家、未来の義理の三姉妹による『秘密の女子だけお茶会』へ!


 開始前からすでに疲労困憊、超絶緊張で息切れをしながらも、私は兄さんの奥様──おっとり笑顔のお義姉(ねえ)さんと一緒に、白銀に光り輝く人外の美貌【エゼルの妖精姫】様とのお茶会に挑んだ。



◇◇◇◇◇◇



「わたくしのために、こんな素敵な『女子会』を催していただけるなんて……!

 素晴らしいですわ。ありがとうございます。」


 週の最後の平日。少しひんやりした空気にぽかぽかな日差し。時刻はお茶会にぴったりな午後3時。

 天候にも恵まれた万全の状態で、私たちはエゼル王国からお忍びでいらしたお姫様を迎えた。


 お兄は今日は仕事だから、仕事が終わってからこっちに来るらしい。


 …………どんだけ図々しいの、あの人。身内ながら恐ろしい。

 お姫様相手に、どうしてそんなに普通に振る舞えるの?


 それで、図々しいお兄が後から登場するまでの間は、私とお義姉(ねえ)さんとお姫様の女三人で『女子だけ会』をする──っていう予定。


 サーリ侯爵邸にやってきてさっそく庭園にいらしたお姫様は、我が家の全力のお茶会セットを見て、宝石のような瞳をキラキラと輝かせて喜んでくださった。


「遠路はるばるお越しくださり、ありがとうございます。どうぞお掛けになってください。

 本日はよろしくお願いいたします。」


 柔らかな微笑みとともにお姫様に椅子をそっと示したお義姉さん。兄さんの奥様なだけあって、我が家の中でも圧倒的に安定感がある。

 おっとりしていて、すっごく優しい。いつもさり気なく周りに気を配ってみんなを笑顔にしてくれる、癒しの女神なお義姉様。

 今日のお茶会の存在を突然知らされたときも「まあ!そうなの?!……そうなの?…………まあ!」って驚きが追いついていなくて、目を丸くしておっとり「あらまあ!」を繰り返してた。本当に可愛いお義姉様。


 そんなお義姉様に促されたお姫様は、鈴を転がすような可憐な声で「ええ。」と言って、優雅に椅子に腰掛けた。


 すごい……。椅子に座ってるだけなのに、何だか光り輝いてる。お姫様のところだけ、眩しい白銀の雪景色みたい。


 私はお姫様のオーラに一瞬で気圧(けお)されちゃったけど、そこで今日の決意を思い出してハッとした。

 自分も二人に続けて席に着いて、「絶対最初に言わなくちゃ!」って思っていたことを、ちゃんとお姫様に伝えた。


「あ……あの、今日は『女子会』なので!

 何でも遠慮せずにお話ししてください。私も、今日はいろいろ話しちゃいます!」



 今から3ヶ月前。

 お姫様が初めてサーリ侯爵邸に来て、兄さんに「お兄に婚約打診をした理由」を話してくれたとき。

 お姫様はこう言っていた。


 ──「周りの方々を困らせてしまわないように、貴女は何も喋らないでください。」と諭されていた……って。


 私はそれを聞いたとき、本当に悲しくなった。


 ……私がおしゃべりな性格だからかな。

 言いたいことが言えないって、好きなものを好きって口に出せないって、楽しいときに素直に笑えないって……そういう生活を想像しただけで、私はすごく胸が苦しくなった。


 そんな風にずっと抑圧され続けていたお姫様が、勇気を出してうちのお(にい)に「好き」って言いに、国を越えて来てくれた。

 本当にすごいことなんだ……って。私はあのとき、そう思った。


 だから今日はこっそり決意してきたんだ。


 ──この女子会を、絶対にいいものにするぞ!


 って。

 せっかくの機会を上辺(うわべ)だけでやり過ごして終わらせちゃうのは、勿体無いし、悲しいから。

 今日は女同士でしか話せないことをたくさん話して、お姫様のことをたくさん知って……それで、お兄のこともたくさん話しちゃおうかなって。

 それで、お姫様に喜んでもらいたい。心から楽しんでもらって、あわよくばお兄をもっと好きになってもらいたい。


 私はそう思って、絶対最初に「たくさん話しましょう!」って言おうと決めていた。



 私の言葉を聞いたお姫様は、その意図を汲み取ってくれたのか、宝石のような目を見開いて驚いて……それから「ありがとうございます。」と言って、嬉しそうに微笑んだ。



 …………よかった。


 まだ緊張はしてるけど、私、ちゃんと楽しく過ごせそう。



 私はそう思ってホッと一息ついて、少しだけ肩の力を抜いた。


「ふふっ。それでは、紅茶も淹れていただいたので、さっそくいただきましょうか。

 ……ああ、そうだわ。そういえば、このお茶会に合わせてお預かりしていたものがあるのよね?

 せっかくですから、それも忘れる前にお出ししてしまいましょう。」


 私とお姫様と使用人たちの様子を器用に窺いながら、お義姉さんがふわっとお茶会の開始の合図をしてくれた。

 しかもそこから自然な笑顔で、私にさり気なくパスをしてくれた。


「あ!そうですね!」


 私は全力で頷いて、お姫様に説明をした。


「えっと、お(にい)は今日はまだ仕事中なんですけど。

 でもお兄、昨日の夜にここに寄って、差し入れを私に預けてくれたんです。『お茶会のお供にぜひ』って。」


 それを聞いたお姫様は「まあ!そんなお気遣いまでしていただいていたのですね。」と言って、胸の前で手を合わせて、再び瞳をキラッと輝かせた。


 やったよ、お兄!今、お兄の好感度ぐんぐん上がってるよ!


「そうなんです!お兄、意外と気が利くところもあるんです!」


 私はそう言って胸を張って、お兄から預かっていた袋から差し入れを取り出して、その包装を開きかけた。



 ──そして、開きかけた包装紙を音速に迫る素早さで瞬時に包み直した。




 …………中身はお兄が大好きな「高級ビーフジャーキー」と、スパイスが効いてる「瓶詰めピクルス」でした。




 私は激しく後悔した。


 あぁー!何やってんの私!お兄が天然なことくらい、最初から分かってたはずなのに!

 お兄を信用した私が馬鹿だった!先に包装紙をこっそり開いてちゃんと確認しとくべきだった!!


「……どうかしたの?」


 お義姉さんが私の不審な挙動を見て、こっそりと声を掛けてくれる。

 お姫様も。明らかに期待に胸を高鳴らせて、わくわくしながら私を見て待っている。


 私は観念して、言い訳をしながらそっと包装紙を再び開いた。


「えっと、……必ずしもこのお茶会で食べなきゃいけないーってわけじゃなくて、ですね。

 あのー……食べ合わせとかもあるので。今は開封せずに、後ほど……お夜食などにしていただいてもいいと思うんですけどー……。」



 今は実家を出ちゃったからそういう機会もほとんどなくなっちゃったけど。そういえばお兄、昔はお茶会やパーティーのときに、よくぼやいてたな。

「甘いものを食べ続けるって、別にできなくはないんだけどさ。ちょっとしょっぱいものも挟みたくなるよね。」って。

 私も当時は「分かる〜!口の中が甘くなりすぎて飽きちゃうよね!」ってお兄に便乗してたけど、20歳(はたち)になった今なら分かる。


 ──「時と、場合と、空気を読め。」って言葉の意味が。


 お兄!塩気が欲しいのは分かるけど!

 だったら「(ソルト)クッキー」とか、「サワークリームとクラッカー」とか!もっと他にあるじゃん!お洒落なしょっぱい食べ物!

 ビーフジャーキーとピクルスって!ここは酒場か!酒飲みか?!「お姫様との女子だけお茶会」ってことをもうちょっと念頭に置いてよ!!



 私がそこまで思ったところで、お姫様が慈愛の笑みとともに、優しい感想を述べてくださった。


「それは『ビーフジャーキー』と『ピクルス』ですか?

 甘いものを食べていると、塩気や辛味があるものを途中で挟みたくなりますから、とてもありがたいですわ。

 お茶会の合間に、是非いただきたいです。」



 お兄ー!!お姫様に感謝して今すぐ結婚しろ!!!



 私は心の中でお兄をどついた。

 もともとお兄は何をやらかしても「素敵!」「格好いい!」「普通の人とは発想も違って斬新ね!」って周りに勝手に褒められてきてたけど、本当はそれじゃ駄目なんだからね?!

 女の人とお付き合いするんだったら、ちゃんと()()()()()()を考えて!自分の好きなもので相手が必ずしも喜ぶとは限らないんだからね!



 そうして私たち女三人は、サーリ侯爵家が総動員で創り上げたお洒落なお茶会のテーブルに明らかに場違いなビーフジャーキーとピクルスを添えて、優雅な女子会トークを開始した。


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