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これが、僕たちの青春。  作者: アイ
第一章.事件の謎
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21.魔法の真実

「入るね〜、ってもうみんな来てたの!?早くない!?」

食堂、と紹介された場所のドアを開けると、もう既に5人くらいは来て椅子に座っていた。もちろん僕達が遅れたわけではない。

僕達も近くにあった椅子に座る。

僕はもちろんノールックでスマホをいじる。

「そういうわけじゃないぞ、俺達は常に麗音の護衛をしていないといけないからな、麗音がお腹空いたんだってさ」

ため息を吐きながらあか…大河さんが答えてくれた。

というか本当に麗音さんへの対応が護衛する身だとは思えない。

「へ〜、常にか…すっごいブラックだね…」

確かにそれは思う。交代なんだろうが、そもそも仕事内容が命懸けだし…

「ちょっと!失礼だよ、皆んなはブラックだなんて思ってないよね?ね!」

「ブラックだろ」

「ブラックだな」

「いや〜ブラックでしょ」

「ちょっと思ってるかも…」

「ブラックでも別に俺はいいぜ⭐︎」

全員ブラックって思ってるやん。

これから僕達も同じようなことをするんだろうか…

復讐の為とはいえ、流石に休み無しとかは死ぬと思う。スマホ使えないとか生きていけない。

「らしいよ、麗音」

「酷いよ!でもでも、皆んなはそれを覚悟してサテライトになったんでしょ?僕のせいじゃないしー」

拗ねたぞこの人。

「ま、まあまあ…確かにブラックだけどあたしはみんなと一緒にいれて嬉しいよ、とりあえずご飯食べない?」

優しい人だなぁ。まあ確かにお腹も空いてきた。

「まあそうだな、食べるか」



それから5分もしないうちに瑠䒾さんが料理を運んできてくれた。これは全て瑠䒾さんが作ったらしい。

普通に凄い。

「ねねー、そういえば後の2人は?」

確かに、自己紹介してもらった時はもう少し人がいた気がする。すっかり忘れていた。

「あ、今は2人の家の家具運んでくれてるよ!だから部屋に戻ったら家具が置いてあるはず!それにそもそもご飯いらないって言ってたし」

「そうなの?楽しみだなー」

よし。これでベッドで寝れる。

とりあえず僕は特技の話かけるなオーラを、最大放出しながら料理を食べることにする。

ん?実は話しかけて欲しいんじゃないかって?そんな事もある。が、僕を舐めてはいけない。急に話しかけられたら僕は「あっ…えっと…その…」を連呼したり、意味不明な事を口走るに違いない。これからずっと関わっていくであろう人たちにドン引きされてはたまったものではない。そんな未来を避ける為に、僕は最善策である、話しかけるなオーラ大放出という術を選んでいるのだ。




「でさー、これめっちゃ高かったの!もう金欠だよ…」

「まあ気に入ってるならいいんじゃない?」

お皿になった料理が少なくなってきた。

ようやくこの陽キャだらけの空間を抜け出せる幸せを噛み締めながら、最後の一口を食べる。

因みに料理はめちゃくちゃ美味しかった。

「っていうかさ、彌食べる量少なくない!?わたしより少ないんじゃ…」

あー確かに。てっきり体を強くする為にちゃんと食べろ、とか言われてるのかと思っていたが、そんな事ないのか、などと呑気な事を考えていた時、彌さんから爆弾発言が投下された。

「あー私みたいに魔力が体にしっかり染み付いてたら、体の傷とかを治そうとする働きを加速させて一瞬で傷を治せるんだよね、だから別に食べなくても平気だからあんまり食べてないんだよねー」

………は?

「………っえ?ちょっと待ってどういう事!?」

ドンッと机に手をついて、透羽が立ち上がる。

僕も今回に関しては透羽に同意見だ。

「んー見てもらったほうが早いかな、ちょっと離れててね…」

そう言った瞬間、彌さんの腕に一瞬だけ光が走り、光が止んだときには、彌さんが立っている床には赤い染みが数ヶ所ついており、着ていた服の袖は赤く染まっていた。

「ちょっ…!急に何してるの…!?」

「まあ見てよ、腕、切れてないでしょ?」

袖を捲ってくれた彌さんの腕は、普通の腕そのものだった。

「…もしかして、今の一瞬で傷が治った、って事ですか…?」

「そうそう!日彩くん、鋭いね」

彌さんはニヤリと笑っているが全く笑い事じゃない。

「つまり、さっきの話は本当だったってこと…!?」

「そうだよ?私嘘なんてそこまでつかないから!」

ちょっとは吐くのかよ。

まあでも、信じ難いがそんな事ができる事を知れて良かった。

「ねえ、痛くないの…?」

「痛いけど慣れたかなー」

痛みというのは慣れてもいいものなのか。

僕は絶対に慣れたくはない。

「全く…そういうことは体に負荷がかかるからやめろって言ってるだろ」

「そうだよ!ちゃんと食べて大きくならないとダメだよー」

「まあいいじゃん、許してよー…ってごめん電話!ちょっと待っててね…」

彌さんのスマホから通知が鳴っていた。

友達が多そうで実に大変そうだ。全く、これだから陽キャは…

僕みたいに友達を少なくしておくと、スマホから鳴る通知なんてほぼソシャゲのガチャやイベントの通知またはライフ回復通知、はたまたメッセージアプリの公式アカウントからの通知や動画投稿アプリの新着動画通知くらいだ。

返信なんてしなくても良いから、とても自由だ。

ふはははは。どうだ陰キャの実力を思い知ったか_

「ごめん、ちょっと用事ができた。しばらく戻ってこないかも」

彌さんが、見たこともないような真剣な表情をしていた。

用事…?…そうだ、これも良い機会かも知れない。

ふざけたことばかり考えているが、それは単なる現実逃避だ。僕だって…この"復讐"に、早く本気になりたい…!だから…

「あの…僕も一緒に行って良いですか」

読んでいただきありがとうございました。

毎週金曜日に投稿しております。(うまくいけば)

今回も1日遅れてしまい申し訳ございません。

ちなみに今は6話分サボって_いえ、休載しています。

その分はいつかきっと多分確実に投稿するはずだと思っています。

いつもすみません。

私の作品で少しでも楽しんでいただけると嬉しいです。

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