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再び



冷えたベッドで 時間も忘れ

ただ呆然と 暗い天井を見つめてる

朝も夜も 分からない

忘れた頃に 思い出す いつか見た 唯一の顔


その日は突然に

気の向くままに 訪れた君

秋の夜 一声が柵を越え 始まった

初めてで 分からなくて

何よりも手こずる時間

だけど それが好きだった

いつの間にか それが癒しだった




冷たい日差しが光る朝

気持ちとは逆に 君を遠ざけたのに

顔を上げればそこに居た

夜と違い 彩られた姿 唯一見たかった


いつだって疲れる程に

やり遂げてきたけれど

それとは別に 欲しくなる 思い出す

考えた 分からなくて

守りたくて 大事にしたくて

だけど 出来なかった

いつの間にか 汚してしまっていた




神など本当は いやしない

運が悪かったなど 言わせない

その輪に入るために こなしてきた

やり遂げてきた その筈だった


天使など いやしない

笑いかけるのは 悪魔だけ

守る為に壊し 傷付け 消してきた

これが 愛という形だった




冷えたベッドで 時間も忘れ

ただ呆然と 暗い天井を見つめてる

朝も夜も 分からない

忘れた頃に 思い出す いつか見た 唯一の顔


冷たい日差しが光る朝

気持ちとは逆に 君を遠ざけたのに

顔を上げればそこに居た

夜と違い 彩られた姿 唯一見たかった


もう一度だけ 触れられるか

あと少しだけ 触れられるか

ほんの僅かに 触れられるか


たった一つの光でいい

小さくていい 灯された時

それに向かってまた 生きられるから

それに向かって やろうと思えるから

もう一度 大事にできるかな




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