出会い①
村長〔ユウリ君は、いったい何者なんだね〕
そうなるよなぁ、どうしよう周りの人達も怯えるように見てるし
《アンどうしよう》
(ごまかせるかわかりませんが、昏睡状態の時に、女神様から神託があったことにするのは、どうでしょうか?)
何もうかばないし…
《それで説明してみよ》
それから、村長さん含め村の人たちに、女神アステル様からのこの世界の発展のための知識と加護を授かったことを、ごまかしながら何とか説明したけど、納得してもらった?
村長さんたちは、ボクに一言お礼言って、みんなぞろぞろ帰って行った。
《はぁ今日は疲れたから、帰って寝よ》
《ルル!キキ!お家帰るよ♪》
「〈はぁーい♪にゃ♪〉」
ルル達はずっとボクの横で、優しく手を握ってくれていた
《ボクは、少し寄ってくところあるから先に帰って、お母さんのお手伝いしてくれる》
「〈わかりました♪ご主人様も早く戻ってね♪にゃ♪〉」
こんな日に魔物が来るなんて・・村長さん達と話してる時に、ボクは索敵魔法サーチで位置を把握していた
これかなり強い魔物だ、しかも群れだ。早く行かないとまずい!
鍛冶屋ドランは、ユウリの前に立ち文句を言ってくる
<おい!ユウリあの魔法なんだ!今まで見たことないぞ!お前は誰だ!この村は魔国に近いから魔族じゃないだろうな!>
シトモス村警備パドスも、怪しくボクを見つめて
〔前にも似たことあったし、俺もそう思うぜ!あんな魔法使えるなんて、ありえねぇ!魔族だろ!〕
村人の人たちが、思ってることを言ってくる
<いくら鍛えてたって、あんな魔法使えねえ!それにお前村に来てから、成長してねえ!ありえねえ!人間じゃねえ化物だ!>
<だいたいおめえさんが来てから、魔物が襲って来なくなったのおかしいだ!魔物が恐れるくらい化物でねえか!>
みんな変な者を見るように、辛辣な言葉をボクにぶつけてくる、出ていけ化物!魔族のところに戻れ!
<まぁいい!明日村長のところに集まって、長老衆で話するから、それまでこの件は保留だ!まぁ結果は言わなくてもわかる!出て行く準備はしてろ!>
《わかりました》
もうダメかもぅう。。グスン。。でもまだ出て行けないよ、村の魔物よけの柵できてないし…この感じじゃ無理だよね
それに泣いてる場合じゃない、急いで魔物退治しないと、村が大変なことになる、
ボクは隠蔽魔法で気配を消して、魔物に向かった。
これは!レッドファングウルフの群れ!こんなの村に向かったら、村は全滅してしまう
ボクは、レッドファングウルフの群れの前に立ち、魔法を唱える!前達を村に行かせない!死んじゃえー!サンダーストーム!風と雷魔法の合成魔法で、無双していく
はぁはぁ終わった、はぁはぁ死んだレッドファングウルフをアイテムBOXに回収して
疲れた帰ろ家に
《ただいまぁ》
[お帰りなさいユウリ♪ちょっと遅いわよ、それにこの臭い…魔物ウルフ?かしらまぁいいわ]
なんかお母さんの雰囲気がちょっと違う
[ユウリ少しお話があるの]
《・・・・》
あんな凄いこと起こったら、もう今までどおりじゃ無理だよね
お家出ていかないといけないのかなぁ、ダメ涙が。。。ヒッグ。。
《お母さんごめんなさい・・わぁーん。。ヒッグ。。ヒッグ。。。少しでもみんなのためにって。。グスン。。思ったから。。グスン。。気持ち悪いよね。。グスン。。》
ユリエラは優しくユウリを見守る…
《村の人たちも。。グスン。。ボクのことすごい魔法使うから。。グスン。。気持ち悪いって。。グスン。。明日村長さんのところで話し合いするって。。グスン。。だからボク出て行く。。グスン。。お母さんに迷惑かけたくないから。。グスン。。》
ユウリ…
[ユウリ、お母さんの話聞いてくれる?それで正直に話して]
《うん》
[お母さんね、ユウリが時々村の外に出てるの知ってたのよ、さっきもいってたでしょ!]
《・・・》
え!ばれてた?気配消してたはずなのに
[だから、ビックリはしたけど、お母さんどんなことがあっても、ユウリのこと信じてるから]
[ユウリは、絶対離さない!誰にも渡さない!もし追放ってことになっても、お母さんユウリと一緒に村を出て行くから]
涙が止まらない・・
《ぅうお母さん。。ゎあん。。ヒッグ。。》
[ユウリお願いがあるの?]
《なに?ヒッグ…》
[ユウリの秘密教えてくれない?]
[お母さんも全て話すから・・]
?どういうことお母さんも全て話す?何かあるんだボクは話すしかないし
《わかった》
お母さんには、全て話した3歳の時昏睡状態になってた時に、前世の記憶が戻ったことアステル様から頂いた加護とスキルのこと
魔法は、スキル強化してできたことなど、すべて話した。
お母さんは、黙ってうなずいてくれていた
[ユウリお母さんは、シトモス村の出身じゃないの、ここには10年くらい前にたどり着いたのよ]
[ユウリの本当のお母さんでもないの…ごめんねユウリぃぃぅぅぅ。。。]
お母さんも泣いてる
お母さんは、また思い出すように話してくれた
[あなたは、お母さんがこの村にたどり着く前に、村から1日くらい離れた林道のところで、馬車が魔物に襲われてるところを助け、あなたを見つけ保護したの]
[残念ながら、馬車に乗ってた人は全員、魔物に食い殺されたみたいで、あなたは奇跡的に、魔物が嫌う臭いの放つ布にくるまれてて無事だったの]
[だからあなたは、お母さんの子供じゃないの、それにお父さんもいないのよ、だまっててごめんね。。ユウリ。。]
お母さんが、血のつながりなかった?他人?
ボクは泣きながら、お母さんの胸に飛び込んだ
《お母さん。。グスン。。関係ない!ボクのお母さんは、ユリエラお母さんだけ!》
[ユウリ…]
ボクは、お母さんに抱き着いて泣いた。
しばらくして、ボクが落ち着いたの見て、お母さんが話し出した。
「ユウリ、今日のことはお母さんビックリしたけど、どんなことがあってもお母さん、ユウリのこと離さないから」
《でもお母さんに迷惑かける》
「お母さんはね、ユウリがいればいいから、もしユウリが村から追放されるようなことになれば、おかあさんも一緒に出て行くから」
「ユウリのいない生活は、お母さん耐えれないから」
これからどうなるのだろう