第2話新しい世界へ・・・
《先輩手伝わなくていいですか?》
ここのところ仕事でのトラブルが続き、遅くまで会社に残り!PCの前で画面をにらみながら処理することが、多くなってる状況だった。
目頭を押さえながら答える
『大丈夫だ!お前たちも毎日遅くまで残ってくれてありがとな♪今日は早く帰って体やすめろ』
部下たちも、私を心配してくれてるのはわかるのだが、彼らもここんところ毎日終電だからなぁ
それにしても、あの屑上司、何が今日は用事があるだ!てめぇは毎日用事あるって、早々帰ってるじゃねえか!しかも、今やってるの全部てめぇのミスの修正だろうが!って思っても本人はいねえし…
《先輩は、今日も会社に泊まりですか?マジ体やばくないですか?》
あいつら家庭があるから、早く帰れる時間作ってやらないとなぁ
私は、独身だし誰も待ってるのいないからなぁ
[いいから早く帰れ!俺は帰っても誰も待ってるのいないから大丈夫だ!そのかわり明日はよろしくたのむ]
部下たちは、渋々ながらも帰っていった。
さて頑張って、明日までに提出する書類修正作成に、打ち込みますか
しかし、この会社も、社長が変わってからここまで、ブラックな企業になるとはなぁ…
元々酷かったけど、最近特にひどいよな屑は、仕事適当だし、ミスやたら多い、社長は利益無視して、仕事増やすしほんとたまんね
それが、このブラックな会社のいいところか、いくつあるんだ?
1.月残業時間200オーバーのすばらしさ
2.残業時間を強制カットする素晴らしい社長
3.自分のミスを、部下に処理させる素晴らしい上司
4.いつまでも古いスペックのPCを、数人で使わせるせこい会社
5.出張費は、実費支給…これはわかるが宿泊費3000円までって、どうよ!いつの時代だよって、言いたくなる出張費
6.利益度外視体裁重視の上司たち
うん!きりがねえやホント、どんどんブラックになる会社だわ
こんなことしてたら、身体潰れるよなそろそろ考えないと…
あれそう言えば、私ってこの前休んだのっていつだっけ?
まぁいっか、頑張って仕事かたずけよっと…あれ?なんかクラクラする頭に激しい激痛!痛い痛い…ヤベ
あれ?ここは?まわりなんも見えねなぁ
しばらくしてあれは美少女?
突然現れた美少女が《あなたはお亡くなりになりました》って
はぁ?なんで?確か仕事してたよなぁ
《申し遅れました、私は女神アステルあなたをお迎えにまいりました》
女神?迎えに?なんだぁ??何言ってるの?君だれよ
《あなたは、いわゆる過労死です。本来なら記憶を消して輪廻転生していただくのですが、あなたに会いたいと、言う強い多くの希望と、私女神の都合もありあなたを、私の管理する世界に転生していただきます》
[会いたい希望?女神の都合?なにそれ?]
《あなたを、転生させる世界は、文明はあまり発達しておらずその代わりに、魔法が使える世界です。その世界で、あなたの知識で、少しでも文明の発展をお願いしたく、転生していただきます》
[ラノベかよ、選択肢はなさそうだし、記憶持ったままでも大丈夫なん?それと、会いたい奴って誰?]
《記憶は問題ありません、発展には必要ですから、会いたい希望の方は、向こうに行かれればいずれ会えますよ♪》
《きっとあなたも、会いたい方のはずですよ♪》
[異世界で、生まれ変わるかぁ…死んで哀しむやつなんていないしなぁ…もう犬たちもいないし、なんか疲れたし…新しい世界もいいかもな]
[女神さま了解しました♪出会いは楽しみにしておきます。あと向こうでは、異世界ものによくある魔王とかいませんよね?]
《平和…ではありませんが、強い魔物はいます。魔王は、今のところいません。だから安心してください♪》
[…ちょい!強い魔物!今のところ?はぁ?女神さま!ダメですやん、向こうに行っても、すぐ死んじゃう?これってoutでしょ!]
《私の都合で、転生していただくわけですから、私からの加護と、強力なスキルを与えますから、心配いりません》
心配いらないって!マジかよ今更ジタバタしても仕方ないから、覚悟決めるかぁ
それに、会いたいってのもきになるし、
今度はのんびりできたらいいなぁ
[女神さま、お任せしますのでよろしくお願いします]
《スキルと加護については、わかるようにしておきますね♪あと希望はあるかしら》
[いえ全てお任せします。今まで、バタバタだったから向こうでは、のんびりできるような人生であればいいです]
《やはり私が、見込んだとおりの方ですね♪簡単に死なないような、スキルと能力にっとウフフ♪これで大丈夫》
では素敵な出会を♪三枝木様、私の世界をよろしくね…ボソボソ…邪種も…ボソボソ…