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第1話 平和だった日常・・・

私三枝木ゆう38歳独身職業は、エンジニア目的があり給料がいい会社をと今の会社を選んだ。よかったのは最初だけで、配属が変わり屑な上司に付くと、仕事の無茶ぶりでたちまち忙しくなり終電を逃がすこと、頻繫にあり月の残業時間200オバーなんてざら…こんな日々を送る平凡なサラリーマン


ブラックな会社に勤めるには理由があった。よくある借金でした。だから返済のためひたすら働いた。屑上司の、無茶ぶりの仕事をこなし、残業時間を強制的にカットされても文句も言わず…


この借金も、自分自身納得してる、ギャンブルとかではなく、自分が飼っていた動物の治療費の負債…そうあの時は、金がなかったから仕方なかった。


今思うのは、もう少し今みたいに稼げてたら、あの子達救えたのになぁ


思い出すなぁ…数年前まで給料は安いけど、結構楽しく仕事してたんだよなぁ


調子にのって犬を保護したりして、大変だったけど毎日犬達に癒され楽しくてほんと充実してたよなぁ…


テレビの番組で、保護犬の活動で紹介されたりして、少しは改善されてるのだろうけど

捨てられる犬や猫は、沢山いる!ネットや、TVの映像で見るのと実際に自分が保護して育ててみて、初めてわかることも沢山あった。手を噛まれたり、何かに怯え無駄吠えしたり、普通に触れなかったりといろいろ…


ホントこの子達どういった扱いされてきたんだろうって、思うのと同時に、真剣にその行為に対処して、不安を取り除いて信頼してもらえるように取り組んだ。


自分が保護してみて、厳しさがわかる現実、ほんと大変だった…

新しい犬や猫を飼う前に、また捨てる前によく考えてほしい!犬や猫たちは飼い主を選べないのだから…

ブリーダーの中にもきちんと、ペットのことを考えてしてる人たちもいれば、ペットを、物品扱いし、粗悪な扱いする人もいるのが現状

私には、どうすることもできないってか、犬を保護して育てて初めて、このペット達の現状に興味を持ち知ることになったんだからあまり偉そうなこと言えないよなぁ…



あの時は、いろいろな犬を保護して育てて、数年間いろいろあったけど、ある犬が亡くなったのを最後に、保護することをやめて、今の会社に勤務するために引っ越してきた。借金返済のために、屑上司の無茶ぶりに応えひたすら働いた。

数年で、何とか返済も終わると、ゆとりができるよになったころに、ある出会いがあった。


この日まで…まさか、もう一度犬を保護することになるとは思わなかった。もう保護はしないと、決めてたのに…


ある犬と、出会いが再び保護犬との生活が、始まったまったんだよなぁ

どんなに疲れて帰っても、この子がいてくれて、嫌なこと全て癒してくれた。

ほんと、不思議こんなに溺愛するようになるなんて…


可愛い可愛い愛犬クロミ♪いつも帰ると玄関で待ってくれる、クロミどんなに疲れてても一日の疲れを癒してくれたクロミ


クロミは、私にべったりでお風呂入ってる時も、トイレ行くときも、扉の前でずっと待っていて、あんまり長いと扉を前足でカシャカシャとして、早く出るようにクンクン泣いて促してくる。

どこ行く時もついてくるクロミ、もちろん寝るときも私の腕枕でスヤスヤ(-_-)zzz


愛犬と、生活始まった頃は、愛情も前の保護犬たちのことがあり普通?だったのが、このクロミの行動でもうメロメロの溺愛♡愛犬ラブ♡状態


愛犬がいれば、それで満足充実の日々♪


この愛犬クロミとの出会いは

数年前の寒い冬に営業時間終了間際のショッピングモールの駐車場で、震えながらウロウロしてたのを見つけたのですが、回りを見ても車はなく私の車だけ・・


どういうこと?捨てられてた?とりあえず保護して、交番に連れていき状況説明し保護してもらうことになった。


2週間して、飼い主が出てこなければ保健所に連れていくとのこと、考えても仕方なく、2週間保護した犬のことを気になりながらも、いつもの日常が過ぎて行った。


保護犬が、保健所に連れて行かれる日、部下に仕事を任せ交番に向かった。


(お巡りさんあの犬どうなりました?)


《あぁ三枝木さんあれから誰も引き取り来てないですね》


[そしたら、その犬はどうなるのですか?保健所ですか?]



《あぁ決まりで、今から保健所に引き渡すところだ》



冬の寒いショッピングモール付近で、数週間前からウロウロしてた、かわいそうな犬


ほんと、ひどい状態だった。

毛は伸びボサボサで、爪も伸び、匂いもひどく、ヨークシャーテリアの面影もないくらいひどい状態だった。どうゆう理由で飼い主が捨てたか知らないが、酷すぎる!


《あ!そうだ三枝木さんこの犬引き取ってもらえないでしょうか?手続きもすぐ致しますので》


この時は、自分の保護犬を引き取らないっと、決めてたことは頭の中からなくなっていた。もう即決だった。



[ハイ!そのワンちゃん引き取ります]



ヨークシャーテリア女の子、推定8歳?引きとってすぐトリミングと、病院に連れていき、そこでこのワンちゃんが、捨てられたのが何となくわかったような気がした。


体のあっちこっちに腫瘍、足のケガその他いろいろ判明して手術と、1週間の入院


私も、ここまでと思ってなかった、でも、引き取るって決めたから、最後まで責任もって、面倒見るつもりだったし飼い主に捨てられ寒い冬に何週間もさまよって


絶対寂しかったよなぁ…辛かっただろうなぁって、思ったから


これから、このワンちゃんにいっぱい愛情そそいであげる♪って心に誓い、病院に迎えに行った。これが、愛犬クロミとの生活がはじまりでした。


★・☆・☆・☆・☆・


平和な日々の日常・・


(先輩お先に帰りまーす)と部下たちが帰って行く、私は、部下たちの報告書をまとめ部署の業務書類と一緒に、早々と帰った、無茶ぶり屑上司の机に置き、会社をでる。身体は疲れてても気持ちは、晴れ晴れとしていた。


繰り返し起こる過酷労働や残業も、

愛犬クロミがいたから、クロミが癒してくれたから、仕事が辛くても平気だった。


クロミとは、できるだけ一緒に過ごすようにしていた。旅行も、買い物も、連れていけるところは全て、一緒に連れて歩いた。クロミと過した時間はほんと楽しかった♪


☆・☆・☆・☆・


毎日いろいろな出来事あったけど、クロミがいた生活が楽しかったなぁ…



あれから2年かぁ…



今日も疲れ果てて帰宅しても、今は何もない…


あの子がいてくれた癒しは…


クロミ(ノ_・,)


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