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なんでこう成る  作者: すぽぽびっち(貝人、輪廻 終)
28/30

見上げればそこに(輪廻 終)

ゴアアアオオン…


ゴアアアオオン…


会場内に突如響き渡る轟音。

まるで亡者たちの呻き声のようだ。


「え?なに?ワシなにもしてないよ?」


すると、焦った顔をしたベルゼブブがムーンウォークで閻魔の前に現れた。


「閻魔、やべえぞ!魔界の門何かの力でこじ開けられそうだ!サタンとメズゴズは気を失っちまってる!」


「えー!!なに?なにがおこってるの?」


弥勒が何かに気がつく。


「この力…まさか…」


ズンズンズズタン♩

ズンズンズズタン…


奇妙な口ドラムの音のする方を見ると、会場の天井に30センチ程の穴があいているではないか!!


そしてそこには恐らく何かしらの魔力を身に纏ったっぽいブリーフ姿の下半身がジタバタしながらぶら下がっている!


「たぶん、穴が小さくて挟まってる…でも、強い…」


「あれって、黒いマスクじゃねーのか!?」


穴は少しずつだが開いていっている!


「落ちてきますぞ!早くなんとかせねば!」


シャッ!

シュッ!


司命と司録が同時に氷の刃を放つ。


グサ!!


「いて!この野郎!全て滅せよ!究極まほ…


ブォォォォァァァ!!


バフォメットがすかさず炎を放つ。


「サマエル!今だ!」


「うむ、やみやみやみやみやみやみ」


合体攻撃、闇の炎である。


「あっつ!最悪だ!人生最悪だ!あっついな!あっつ!死にたいわ!」

ジタバタジタバタ


宙にぶら下がった黒いマスクと思われる下半身は精神と肉体(足)に相当なダメージを受け、ジタバタを止めた。


「もうゆるさ…


スポッ


穴が開き、喋ってる最中だが落ちてきた。


ビタンッ


着地に失敗し、片腕をおさえながらも立ち上がる。


「もう許さんぞ…くらうがいい、究極魔術、青酸カリ的威力ガス!!」


黒いマスクをしたブリーフ姿の漢は、そこそこのスピードで転生者達に次々と青酸カリ的威力ガスをスプレーで吹き付けている!


「閻魔様!マズイですぞ!」


「ああ、みんなが青酸カリを飲まされていく、ワシはどうしたら…」


ビュッ!


司命が刃を放つ!


「いて!」


しかし漢はひるまず、いや、ひるんだし泣いているが、泣きながら転生者全員に吹き付けてしまった。


屁と自動販売機以外は、ガスにより死んでしまったのだ!!

トンネルのシミや鼻毛は理由はわからんが同じく死んでしまった…


「ククク、さぁどうするのだ閻魔よ…俺はまだまだ本気でスプレーの押すとこを押していないのだぞ?」


突如現れたラスボスみたいな雰囲気を出す漢!!

そして開かれてしまった地獄魔界と現世を繋ぐ小ちゃい穴…


閻魔達はどう立ち向かうのか!!

穴はどうするのか!!


地獄はまだまだ続く…

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