VINE(輪廻 終)
「さぁ、限界バトルを制したのは最強説漂うナメクジ選手!なんと、宙に浮いております!信じらません!」
興奮を抑えきれないバフォメット。
それとは逆に冷静な司録が進行させる。
「次の対戦カードは、高速道路に落ちている軍手VS黒いマスク!便利グッズ同士のデスマッチ!しかし、軍手選手は明らかに深手を負っている模様!踏まれたのかー!トラックに踏まれた直後に転送されてきてしまったのかー!」
閻魔があることに気がつく。
「あれ?ワシの目が悪いのかな?」
「悪いのは顔と頭、目だけは良いはず…」
「いやいや弥勒くん、そりゃないよ…ていうか、黒いマスクいなくない?」
ベインッ!
閻魔のスマホにベインが入る。
どれどれ。
(すんません、黒いマスクっす。今埼京線で転送場所まで向かってるんすけど電車止まってます)
いやいやいやいやなんだこいつは…
サッサッスー
(転送場所は池ふくろーいの前だよ、早く来ないと軍手選手(深手)の勝ちになっちゃうよ?)
既読
バインッ!
(そうなんすけど、人身事故っぽくて、あ、今誰かに拾ってもらいました。僕がです、黒いマスクがです)
「…」
バイン!バイン!
!?
(ゴミ箱なう)(しかも缶の方に入れられました無理そうです)
サッサッスー
(それは仕方ないからワシから伝えておく、これそうだったらきてね)
バイン!
(行けたらいきます)
「あと15分だけ待ってみよう」
果たして黒いマスクは現れるのか!
そして、既に重体の軍手はそれまで保つのか!!
会場内にいる全員が黒いマスクからのバインを待つといったまさに地獄の光景が広がっていた。
閻魔の苦悩は続く。




