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なんでこう成る  作者: すぽぽびっち(貝人、輪廻 終)
24/30

気をつけて(輪廻 終)

「さてさて!一回戦はメゴラが圧倒的な食欲で先割れスプーンを下し、現在はお腹を下している模様だよー」


「では、一回戦二戦目のカードは…


(自動販売機VSゴリラ兄)!!」


「バトルフィールドは灼熱地獄だよー」


閻魔は思った。

この人達、ほんとに一体何をしているんだろう、と。


ゴリラ兄は必然的についてきたオプション、ゴリラ弟120%の肩に乗っている。


「じゃあ、いっくよー!」


カーン!!


ワナワナワナワナ


「おーっとゴリラ弟120%が何かに怯えるように震えています!一体どうしたのでしょうか!?」


「ウホ、ウホウホーホ」


ゴリラ弟120%がゴリラ兄に何かを語りかけている。


「ウッホ?ウホホ?」


ゴリラ兄は迷った様子を見せる。


自動販売機に至っては、当然そこにいるだけである。否、置いてあるだけである。自動販売機だからだ。


「ウッホ」


「おーっと!ゴリラ兄、ゴリラ弟120%に何かを渡しています!武器の使用も許可されたトーナメント!一体何が起こるのか!?」


「しっかし暑いなぁ〜、地獄に慣れてるワシでも灼熱地獄だけはつらいなぁ」


閻魔が愚痴をこぼした直後、ゴリラ弟120%が動きを見せる!


チャリン、チャリン…


「おーっとゴリラ弟120%!この暑さで喉が渇いていたようです!お兄ちゃんにお小遣いをもらい、つめた〜いと書かれたドクターペッパーのボタンを??


押したーーーー!!」


押した瞬間、優しい兄が取り出し口に手を伸ばす。


ぺきょり


「でんまろっ!!!!」


「ああっと!ゴリラ兄!わけのわからない奇声を発して悶えています!これは…無理な体勢から商品を取り出そうとした為…


突き指だーーーー!!」


「折れたっ!」


流暢な人間語で伝えたくなるほどの激痛がはしる!!


ゴリラ弟120%は諦めにも似た表情を見せ、その場に倒れこむ。

そう、熱中症だ。


「勝負あり!勝者は自動販売機!!」


沸き上がる場内!!


(いいぞー!自動販売機ー!!)


(見直したぜ!自動販売機ー!)


(自販!自販!自販!自販!)


自販コールが響き渡る中、サマエルと司録によって退場、というか撤去される自動販売機。

兎にも角にも一回戦突破は自動販売機。


熱中症と突き指のゴリラ2名は担架で救護室に運ばれていった。


トーナメントが進むにつれ、閻魔の冷や汗はただただ増える一方なのであった。

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