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先輩  作者: 六々田
1/10

走ろ

オレンジ色の髪がゆらゆら揺れる

それが目障りで堪らなかった。


俺たちは仲が悪くて有名なヤンキーだ。

俺より気が弱そーな癖にケンカはつえーんだ。たいそーに眼帯なんぞ着けてよ。


でも、昼は一緒に食ってる。一緒下校だってしてる。

...可笑しいだろ?俺も、そう思う。


だけど、喧嘩するほど仲がいいっていうだろ?そんな感じだろ、...多分。


あいつの嫌いな所は死ぬほどあるが

好きなところは1個はある。


あの笑顔、心臓にくる。

や、痛いってわけじゃねぇし、見るのがいやなわけじゃねぇ。

ずっと見ていたくなる笑顔。なんかこう、惹かれる?


気持ちわりぃな俺。なんで男のことばっか考えてんだよ。


「哉耶、たのしいね」


よくわかんねぇなこいつ。一緒に歩いてるだけだろ。


憂は、またにこりと笑って。

喧嘩でできた痣がある俺の腕を掴んだ。


「はしろう、競走。」


...ガキか。先輩だろお前は。

俺の腕つかんで走ったら意味ないだろ。


こんな先輩に俺は、毎日振り回されてる。


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