学園長のサプライズ
「これより、入学式を挙行いたします」
俺は学園長室を出て、体育館に向かった
体育館に行くと遅れていた為、新入生に睨まれた
教育委員会の祝辞が終わり次が新入生の言葉か
やっぱ長いなぁ入学式は。
「新入生の言葉、新入生代表 鬱山 憂さん」
「…え?おれ?」
「鬱山 憂さん前に出てきてください」
「は、はい」
前に出たら生徒会長が驚いてた
マジかよ面倒くさい
社交辞令言って終わらせよ
「今日は、天気にも恵まれ(ry」
「新入生代表 鬱山 憂」
はぁ、急だったからちゃんと言えてないような気がする
あとで糞爺に文句言いに行こう
「新入生が退場いたします」
俺は体育館から出た後、列から抜け、学園長室に向かっていた
コンコンッ
「はい」
「失礼します」
「はー……い」
「糞爺何だこれは?」
「そ、それはだな」
「なんだ?」
「1番優れているからだ」
「俺、Fランク」
「な、なんだと?」
「俺さ、目立ちたくないんだよね、なのにさ、目立たせるってさぁ」
「ちょっと待てFランクってどういう事だ?」
「話をそらすな」
「ほ、本当に申し訳ありませんでしたぁぁぁぁぁぁぁ」
「それでさっきの話は?」
「えっと、本当はSランクで入学してもらう予定だった」
「知ってる」
「へ?」
「俺、目立ちたくないからFにしたのに」
「どうやって?」
「なんか先生の1人が「Sランクになる理由がわからないから俺が試験してやる」って言ってたから手抜いた」
「誰だそうしたのは」
「名前忘れた」
「どんな試験だった?」
「模擬戦、立てなくなるか、参ったって言った方の負けで」
「お前は、どうした?やりすぎてないよな?」
「始まった直後に降参した」
「ふぅ、よかった」
「はぁ、まあいいや教室戻る」
そう言って俺は学園長室から出た。
そして、教室に入ると思いっきりクラスメイトに文句を言われた。内容は、
「なんだお前、遅れてきたくせに新入生代表で、Fランクとか」
「新入生代表って本当はSランクしかできないよね?どんな手を使ったの?」
とかだ。はぁ、これだから目立つのは嫌いなんだよ
「遅れた理由は学園長に呼ばれてたから」
「どんな手って学園長に頼まれただけ」
Sランクの人も来ていた
「君、本来Sランクにしか許されていない新入生代表を雑魚のFランクなんかに、許せない」
だのなんだの。
本当めんどくさい。
面倒くさい学校の始まりは、最悪だった。
ちょっとめんどくさくなった。
別作品は、ア○ファ○リスで投稿しています。
ぜひ読んでみてください