学園長の笑み
入学式に向かっていた俺は、途中で倒れている猫を見つけた。俺の異能を覚えているだろうか。そう、俺の異能は、〈破壊、創造、蘇生、再生〉だ。俺は倒れている猫に、再生をかけた。傷が塞がっていく。次に創造で、キャットフードととツナ缶を出した。猫がそれを食べていたが、俺が学園に向かおうと歩き出したら食べるのをやめてついてきた。
「いいんだぞ食べてて」
「にゃーん」
「なんだ、付いてくるのか」
俺は仕方なく食べ終わるのを待っていた。
食べ終わったのを見て歩き始めると、やはり付いてくる。
「もうお前の好きなようにしていいんだぞ」
「にゃーん」
「そうか、そこまで俺についていきたいか」
何言ってるかわからなかったが、なんとなくそんな気がした。
学園についた俺は、学園長室に来ていた。
「俺を強制的に入学させたんだ、1つくらい言うこと聞いてもらうが構わないな?」
「あぁ、いいぞ。なんだ、言ってみろ」
「この猫を学園内に持ち込めるようにしろ」
「そんなことでいいのか?」
「これは俺のペットだ、いいだろ?」
「良かろう、許可しよう」
「………」
「早く体育館へ向かえ、そろそろ入学式だぞ」
「ああ」
「サプライズを用意しているからだ」
薄ら笑いを浮かべている学園長が、更にニヤついた
「しょうもないことだったら」
「まぁまぁそんな悪い事じゃない」
「そうか、ならいい」
「言質は取ったぞ」
「なんのことだ?」
「いや、なんでもない。早く行け」
「わかった」
こうして入学式会場の体育館へと向かった
即興なので、誤字脱字が多いと思いますが今後ともよろしくお願いします