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2万5千分の青春  作者: 星 辺斗
第2章-四季高のオープニング-
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[第三話]建前殺しと建前放棄

アレ?担任ってモブキャラだよな?いつの間にキャラ立ってるんだ……

よし、名前を与えよう。梅原冬馬でいいや(今考えた)

 今回のテスト日程はとりあえず終了しました


駆「入学試験からどれくらい経っただろうか、案外忘れてるものだな」


青「その割には余裕ありそうな口調だな。難易度は易しめだったとみえる。

皆7~8割は点数取れてるんじゃないか?」


駆「(それはちょっと高いんじゃないか……?)」


駆は、この会話に聞き耳を立てていた周囲の生徒と共に若干冷や汗をかく。

そんな時に担任の先生が入って来ると、自然と教室は静まる。

恐らく、今回のテストの結果に漠然とした不安を抱えているんだろう


担任「本校最初のテストはどうだっただろうか。各々一喜一憂だろうが、

少々易しめのはずだから7割は取れてるんじゃないかと思う」


この言葉で一部の生徒の顔色がさらに悪くなったのは言うまでもない


駆「(易しめだったなら……7割……は、何とか取れてる……かも……)」


担任「テストの結果は、今週中、早ければ明日にでも発表される。

さて、別件だが今からと、明日最後の授業は部活見学になる。

どの部活に入るか、参考にするといいだろう。

いつ、どの部活に入るかは自由だがな。

……もちろん、どこかに入部することは、強制されてはいないな」


青「先生、それは暗に入部しないことは薦めないという意味を含みますか?」


教室の空気が一瞬凍りつく。それって言及するのマズくね?

この世には建前と本音ってものがあってだな……


担任「知るかよ、私はそういう意図で言ってる訳ではない。白状するなら、

私は台本通りにしか話さないモブキャラだ。そういうことは台本書いてる奴、

つまり生徒会長に聞いてみることだ」


建前と本音とは何だったのか、巻も巻だがあんたもあっさり話すなよ


青「つまり生徒会の操り人形か。それでいいんですか?、先生」


担任「それは後で話そうぜ、今はそういう時じゃない。」


藍「(……一体何なんだよこいつら)」

こんな担任で大丈夫なのかと、仮室長を含めクラスの多くが思う。

にしても今一瞬担任の口調変わらなかったか?


担任「各部活の活動場所の案内は教卓の上に置いておく、

各自持ってってくれ。さあ行った行った」


テスト直後の不安とはまた別の不安を感じながら、

一年四組生徒は各々部活動見学に向かう。

……もっとも、そんな不安とは無縁な人物もいるのだが


駆「巻、お前は予言者か何かか?部活見学を言い当てた」


青「当たる可能性のない予想を立てないだけだ」

3/27 誤字修正(予言者者→予言者)

   その他微修正

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