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2万5千分の青春  作者: 星 辺斗
第1章-始まりの刻-
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[第五話]冒険の始まり

え?冒険というほどのことじゃないって?

こまけぇこたぁいいんだよ!

 駆「……それだけか?それだけなのか?」


管「まあ、今のところはね。」


通「……駆、今ならまだ断ることもできるが?」


その言葉も聞かず、駆は管制官に質問を続ける


駆「…管制官、聞いていいか?…それの何が冒険になると言うんだ?

俺たちに与えようとした、冒険って一体何なんだ?」


管「………さて、そんなこと言ったっけ?」


駆「な……何だと……」


管「冒険を与えることにはならないだろうさ。でも、きっかけにはなるだろう。」


駆「きっかけ……それはどういうことだ……?」


管「少しは自分で考えたらどうですか。……君は地図作りを口実に、好きに

この町を駆けまわればいい。僕はその跡に、地図を描いてみせるよ。」


ここでようやく、駆は管制官の言いたいことを理解する


駆「そうか……そういうことか!」

翔「(駆ってこんなに勘悪かったっけ?)」


管「とりあえず気持ちは伝わったみたいだね。

ここでもう一回確認。手を貸してくれますか?」


駆「もちろんだ!」 通「了解」


翔「特に問題はないですよね?」

通「あーそれは兄貴に確認とっとくから大丈夫だと思う。」

翔「そういえば通の兄は警察官だったな、了解!」


管「ありがとう。通信は緑色のボタンを押せば終了になるから。

あと、そっちから通信したいときは黒いボタンを押してくれ。じゃ、通信終了」



 駆「よし、まずは寮までの道を地図に描こうぜ!」


通「待て、充電コードがあった。あいつ(管制官)説明し損ねたな。」


翔「聞いておくか?充電について」


通「いや、いい。バッテリーのフタに駆動時間が書いてあるし、

充電コード本体を見れば充電時間と入力が書いてある。

家のコンセントから充電して大丈夫そうだ。

一週間に一回、三時間の充電をすればいいと思うな。

通信機、腕時計共にだ。」


渡された道具を調べながら、通は言った


翔「要領いいと言うか……本当に助かるよ、君が友達で」



 駆「よし、準備できたな、今度こそ行くぜ!」


通「少し距離もあるし、今回は3人バラバラのルートでいこうぜ」


翔「いいですね、町の状況を知るのにも都合いいですし」


駆「おお、それもそうだな。迷子になるなよ!」


通・翔「(お前がだよ)」


翔「じゃあ、合図する。3、2、1、」


三人「GO!」



この日から、三人の冒険は始まった………


----------

管「他人に与えられる冒険なんて、冒険じゃない。

冒険は、自分で探さなければ……。」

ふう、とりあえずここまでは終わったな。

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