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うちの弟子 裏解体新書

第六部 完結まで残り三話となりました。

最終話に向けて、今回は裏設定を載せさせていただきます。

【聖杯】


 タクミが異世界に転移するときに、付与された設定の一つ。

 すべてを受け入れることができる空っぽの器。

 どんな強者をも受け止めることができるため、自分より格上の存在だと、勘違いを誘発させる。

 元々はアザトースが持つはずの設定だったが、タクミのほうがより、相応しいという理由から直前で変更された。

 成人して力を持っている大人よりも、生まれたばかりでなんの力もない赤子のほうが、聖杯との相性がよかったと推測される。

 聖杯の中はどこまでも広がる異空間のようなもので、【彼女】が【宇宙最強の力】を入れても、誰も気づくことができなかった。



【彼女】


 タクミの母親にて、今回のシリーズにおけるラスボス。

 誰も名前を呼ぶことがなく、『彼女』と呼ばれているのは自ら、その名前を抹消したから。

 飼っていたペットのキャラメルや、四神柱の朱雀にだけ心を開き、拠り所としているところから、人間自体を嫌悪している兆候がある。

 タクミの聖杯に、宇宙最強の力を入れたのは、異世界への侵略を早期に解決するためだったのか、異世界そのものを壊したかったのかは、計画事態が失敗したためさだかでない。

 タクミがアリスに力を譲渡しターミナルのゲートが消失した後、自ら異世界のシステム管理者となった。



【彼女の設定】


『彼女』が持つ設定は、【書き換え】。

 すでに起こった事象を、なかったことにしてやり直すことができる。

 一見、完全無敵の能力に見えるが、書き直せる範囲は決まっており、文章にすると一行ほど。

 さらに、同じ人物には連続して使えない、書き直す際に対象人物を認識していないと使えないなどの弱点がある。


 切り札として、上位能力の【不採用ボツ】が存在し、こちらは小説の1ページほどの文章を破り捨てて、すべてをなかったことにできるが、さらに消耗は大きくなる。



【銀円】


 空と宇宙の境界線、カーマンラインに浮かぶシステムの円盤。

 システム管理者が住む部屋で、中はなにもない空間になっており、聖杯の器と酷似している。

 異世界の始まりから終わりを管理し、システム管理者以外、何者にも触れることができない不可侵領域であったが、【宇宙最強の力】に覚醒したアリスにより簡単にぶち抜かれ停止した。



【世界のリセット】


 システム管理者として、『彼女』は気に入らなかった世界をリセットして何度もやり直しを繰り返している。

 タクミが持つたった一つの聖剣タクミカリバーを、最後のアリス戦で7つ出していることから、少なくとも今回はやり直しを重ねた8回目以降の世界だと思われる。

 リセットは書き直しの能力とシステム管理者の能力を合わせたもので、世界を破滅されることで発動できる。

 銀円により『彼女』の死と、世界の破滅を連動させていたが、アリスによって止められた。



【宇宙最強の力】


『彼女』がタクミの聖杯の中に入れたその名前の通り、宇宙最強の設定。

 カーマンラインにある銀円を貫き、『彼女』の腹に宇宙を作った。

 書き換えや、世界逆行ワールドリバースですら、対抗することができないことから、天下無双、絶対無敵の能力だと思われる。

 タクミからアリスに渡って十数年、その力の全貌は、発揮されていなかったが、それでもアリスは人類最強となりうるだけの恩恵を受けていた。

『彼女』によって幼女に戻され、もう一度、基礎から修行したことで、自分の中に眠る宇宙最強の力に気付くことができ、覚醒することができた。



【1005】


 アリスの元となった数字。

『彼女』の誕生日であり、元々は『彼女』が自分のコピーを作り出そうとして失敗したバグである。

 かなり初期の段階でエラーが出たため、『彼女』としての要素はほとんど残っていない。完全に別人格として構成された。

 ただ二百八話で、アリスに「……無茶いうわね。いったい誰に似たのかしら」と『彼女』が語っていたことから、ほんの少しくらいは『彼女』の要素が残っていたのかもしれず、『彼女』はそれを感じていたかもしれない。



【キャラメル】(犬神、伽羅きゃら様)


『彼女』が飼っていたブラックタンのミニチュアダックスフンド。

 自分のことを人間のように思っており、タクミのお兄ちゃんと言っている。

 異世界へとタクミが送られる際に、付き添っており、『彼女』からは神様の設定を付与された。

 疑問に思ったことは、すぐに頭の中に送られ、なんでもわかる能力と、自分の意思で姿を消すことができる能力を持つ。

 一人称は僕だが、タクミとボルト山で再会した時は、神様の雰囲気を演じるため、ちんと言っていた。かわいい。

 タクミは覚えていなかったが、キャラメルのほうはタクミのことを匂いで感じていて、誰にも見せなかった姿を無意識に見せていたものだと思われる。


 宇宙最強の力の暴走により、ゲートが消失した際、タクミを庇ったキャラメルは、その影響を1番に受け、まだ人間が生まれる前の異世界創世記まで飛ばされた。

 ボルト山で犬神伽羅様として暮らすまで、誰にも見つからず、記憶を失ったまま数千年暮らしていたが、最弱だったゴブリン王を助けている。

 古代龍エンシェントドラゴンの結界を破ったり、『彼女』ですら覆せない、宇宙最強の力をコントロールしているが、なぜそんなことができるのかは、これから解明されていく。



お待たせ致しました!

『うちの弟子』漫画版2巻が、11月8日(月)秋田書店様の少年チャンピオンコミックスから発売されました!


挿絵(By みてみん)


1巻に引き続き、小説版にはない面白さがさらに加速しています!

十豪会や大武会など物語も大きく動きます!

漫画版で躍動するタクミたちをぜひご覧になって見てください!

どうか、よろしくお願い致します!


挿絵(By みてみん)


WEBマンガサイト「マンガクロス」様でうちの弟子、漫画版最新話、掲載中!

新章突入で、タクミポイント制度が始まるよ!

超絶に面白いので、みんな見てねー!


次回公開は12月27日火曜日予定です!


漫画版はなんと、あの内々けやき様に描いていただきました。

かなり素敵で面白い漫画になってますので、ぜひぜひ、ご覧になってみてください!!


第7回ネット小説大賞受賞作「うちの弟子がいつのまにか人類最強になっていて、なんの才能もない師匠の俺が、それを超える宇宙最強に誤認定されている件について」


コミカライズ連載がマンガクロス(https://mangacross.jp/)にて3/30(火)よりスタート!!


WEB版で興味を持って頂いた方、よかったら漫画版もご覧になってみて下さい!


またWEB版と書籍版もだいぶ変わっています!


一巻は追加エピソード裏章を多数追加。

タクミ視点では書き切れなかったお話を裏章として、五話ほど追加しており、レイアやアリス、ヌルハチやカルナの前日譚など書き下ろし満載でございます。


二巻は全編がかなり変更されており、さらに裏章も追加されてます!

WEB版では活躍が少なかったマキナや、出番のなかった古代龍エンシェントドラゴンの活躍が増えたり、タクミとリンデンの幼い頃のお話や、本編でいつもカットされているレイアの活躍が書かれています。


書籍版も是非、よろしくお願い致します!



挿絵(By みてみん)

⬇︎下の方にある書報から二巻の購入も出来ます。⬇︎


これから応援してみよう、という優しいお方、下のほうにあるブックマークと「☆☆☆☆☆」での応援よろしくお願いします!

すでにされている方、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.


茄子炒め 様から素敵なレビューを頂きました。

いつも応援ありがとうございます!

言葉にならないほど感謝しています!


感想も、どしどしお待ちしています!

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