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私は小人が見える  作者: 日暮
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新しい小人

初めまして。日暮と申します。

初投稿です。

茉莉の日常を描きます。読んでいただいた方の日常で笑顔が増えるような作品にしたいと思っています。

 

「あ、また」

 思わず上げた声が想像よりも響いて驚いた茉莉は、周りを見渡した。学校帰りの電車の中は、立っている人がいないくらいには空いていた。

 

 茉莉は隣に座っているおばさんと目があってしまい、頭を下げる。

 それから、自分の人差し指をじっくりながめた。

 

 (うわぁー、間抜けな顔してる)

 



 茉莉は物心ついた時から、小人が見えていた。そんなことを言っても誰も信じないし、小人すら自分が彼らを観察していることに気づいていない。

 本当に小人がいるのか、自分の頭がおかしいのか、そんなことを考えるのは時間の無駄だと茉莉は割り切っていた。ずっと観察しても見飽きない、小人を見るのが茉莉の趣味なのだ。


 今も、さっきまではいなかったのに、人差し指の指先に小人が張り付いて、とてもリラックスしていた。

 

 この小人はいつまで私にとどまるかな?

 茉莉は静かに小人を眺めた。

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