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鍛冶屋の息子  作者: まぼろしおう
6/14

過去4

あれから、自己回復を目指しリハビリに専念し、病院生活を送り、俺を見舞いにアイーダとロンが度々来て、笑い話をして帰る日々が暫く続いた。


「どうだ?調子は?そろそろ包帯生活ともオサラバじゃないのか?」

ロンが来ていた。


「そうだなー。傷の痛みも引いてるし、腕の力も戻って来てる。

左側の包帯もこの前、取れたし!良い感じだ。

ただ、予定通り手の力は入らず軽く痺れを感じるのが邪魔かなぁ」


「ありゃ…、今後の生活には厄介そうだなぁ。」


「確かにね…」


「ところであれから、お前の親父さんは来てないのか?」


「全然っ。俺の事が心配じゃないのか、不安になるくらい来ないよ」


「そっかー、お前の家の鍛冶屋は特別だからなー。それに比べてこっちはエンハンスの分家みたいなもんだから楽で良いよー」

と、ロンは笑ってみせる。


「そろそろ、成人の儀じゃない?しょっちゅう来てくれてるけど、大丈夫なのか?」


「俺は大丈夫。俺の人当たりはピカイチだからなー」


「意味が解んねーよ!」


「ハハハッ、まあ、俺は大丈夫。」


「アイーダは、そろそろヤバそうで、必死に鍛冶の勉強してるみたいだよ。」


「そっかー、それで、最近見ないのか」


「寂しいだろー?」


「そうだなー。っておい。」


「お、正直になってきたな。」


「うるせぇ、」


「んじゃ、また退院したら声かけてくれよー。退院祝いしないとなー。」


「おっ、ありがと」




暫くして退院の出来る日が成人の儀の1月前と、決まった。



そして、退院の1週間前に包帯のオサラバの時がやってきた。


やっと、ごわごわした締め付け生活も終わりだ!


リハビリも強化して、自警団出来るくらいの身体に戻さないと!

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