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鍛冶屋の息子  作者: まぼろしおう
3/14

過去1

鬼ごっこや、木登り等で遊んでいると夕食の時間になったので、2人で家に戻る事にした。


因みに、俺は兄の家に遊びにと言うか、絶賛居候中である。


何故、この状態であるかは、説明すると話が少し長くなる。




俺の少年期はフィーバーしていた。


頭は今と変わらず良くは無いが、身体能力が高くケンカも負け無しで、12歳くらいになる頃には、鍛冶屋の子供連中を集め、遊びを含め、5人で街の自警団的な事をしてワイワイとつるんで暮らしていた。



それから2年…


成人の儀も近くなり、家業に専念しなければ無理な仲間も居て、集まりが減っていた。


ある日、ソード家の(アイーダ)とアーチャー家の息子(ロン)の3人で、いつものように街を巡回していた。



「カイル、カイルはいつも巡回してるみたいだけど、家の手伝いはしなくて大丈夫なの?」


と、アイーダが聞いてきた。


「まあ、俺には頭が良くて器用な兄貴(アイレム)が居るからねー。そんな後継者の兄貴の弟は気楽で良いのだ」

と、威張ってみる。


「何それ」と、アイーダが笑顔で答える。


(アイーダの笑顔を見ると、良くわからないが、たまにドキッと胸が苦しくなってしてしまう。勘弁願いたい…)



その話の間から、ロンが、

「そうだねぇー、お前の兄貴は凄いよなー。俺達より少し年が上なだけなのに、もう国の軍事補佐的な地位に就いてるから、本当に凄いねぇー」


「まあね、そんな出来る兄貴は煙たがられてるのか、今は鍛冶の修行として、他所の島国で生活を余儀なくされてるけどねー」


「マジか!国のお偉いさんって、怖ぇー」



「じゃあ、尚更、家の手伝いしないとダメじゃないっ!」


アイーダが、すかさずツッコミを入れてくる。


俺は笑って、華麗に受け流した。





そんな他愛も無い話をしていた時、





事件が起きたのだった…。



「人物紹介」


エンハンス家

兄:アイレム・エンハンス

弟:カイル・エンハンス


ソード家

娘:アイーダ・ソード


アーチャー家

息子:ロン・アーチャー

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