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弱小魔族の冒険譚  作者: さわ
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王都の戦い②

 返すことの出来ない質問に苛立ち、激昂したインフィアは魔法名を叫ぶ。


「ごちゃごちゃと! ダークランス!」


 魔法陣を展開し無数の闇の槍を放った。わしは魔槍の連続投擲を迎撃するため、無数の魔矢で撃ち落としていく。


 わしとシアとフィアの3人で酒を酌み交わした時にフィアから何故人間と魔族の両方に恨みがあるのか聞いていた。フィアは受けた仕打ちを何があっても絶対忘れないのだと言っていた。先程投げかけたがどうも記憶が曖昧、というか、すっぽり抜けているようだった。


 インフィアの魔槍を躱わしながら、避けきれないものは土属性を帯びた魔矢アースアローを放ち魔槍を撃ち落としていった。隙を見て魔矢をインフィア本体へ放ちダメージを蓄積させる。しばらく魔法の応酬が続いたが、こちらの手数の方が優り、徐々にインフィアへダメージを蓄積していく。わしが知っているインフィアであればもっと拮抗しているはずなのじゃが。

 覚悟を決め、伸ばした腕に魔力を集中させる。目の前にインフィアは記憶を消されたのか、偽物なのか。もう、あの頃のやつはいないんだと……。


「アースバインド!」


魔法名を叫ぶと地面が一瞬で隆起し、インフィアを包み込む。


「お別れじゃ……、獄炎龍<ヘルフレイムドラゴン>!!」


 まるで龍を形取ったような灼熱の炎が現れ、動きを奪われたインフィア貫き焼き尽くしたが、わしは塵となったインフィアを見ることもなく城へ向かったのだった。

久しぶりに更新しました。

不定期ですがまた再開します。

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