プロローグ
初投稿です。稚拙な文章ですがご了承下さい。
わたしは三上 奈留。黒髪にこげ茶の目の26歳。精神年齢はわからない。
大学をでて、大手企業に勤めている。
因みに恋愛経験は皆無。
……えっ? リア充が羨ましいかって? それが別にそんなことないんだな~
特に最近は忙しいし、休日にわざわざ出会いを求めて出歩くなんてしたくないし……とりあえず時間があれば、家に引きこもって自分だけの時間に浸りたいからねっ
最近忙しいっていうのは、まぁ残業でって訳なんだけど…
昨日は先輩に頼まれた仕事、今日は後輩に頼み込まれた仕事のために会社に残っている。良いように使われている気がしなくもないが、如何せん、わたしは頼まれるとよほどのことがない限り引き受けてしまうのだ。
言っておくが、決して断れないわけではない
断った後がこわい。せっかくの休みに電話がかかってきたり、期日までに間に合わないからと手遅れ状態なのに頼み込まれたりするのが目に見えているのだから。
早めの対処、これ、重要
わたしは昔から課題やら仕事やらを与えられると早めに片付けないと落ち着かない性質なのだ。
そう、早めに片付けて、何の気兼ねもなく自分の時間に没頭したいと考えているから。
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今日は金曜日。この仕事が終われば土日は自分のためだけに時間を使えるのだ。
むふふん♪
「よっし終わったぁぁー!」
わたしは一度伸びをしてから帰る準備をする。
会社から家まで徒歩10分。今から家に帰るのが楽しみで仕方ない。
……この土日は積み本に手を付けたり、リアルタイムで観られなかったアニメやドラマを鑑賞するのだ。ゲームをするのもいいね。
わたしは休日をどう過ごすか妄想しながら家路を急ぐ。途中にある信号が青だったためラッキーと思いながらスキップで横断歩道を渡る。
しかし、これがダメだった。
浮かれすぎて、左右の確認を怠ってしまったのだ。猛スピードでこちらに向かってくる車に気付いた時にはすでに遅く、盛大にはねられてしまった。
視界が暗転し、消えゆく意識と痛みの中で『あっ、わたしの休日消えたな』と思った。
本編はまだ始まりません。
次は、主人公がうまれます。