第三十一話 影乃「ノーコメントで」
ノーコメントで。
「……ヒマですね」
「ヒマやな」
「ヒマぁー☆」
どうも、影乃です。
……さて、最初に宣言しておきましょう。
今回の話は一年生組がダラダラしてるだけで、オチも何もありません!
もうアレです。読まなくても問題ないレベルです。
呼んだ後で『時間を無駄にしてしまった!』なんて言っても知りませんよ。
「かげのん微妙にキャラ崩壊?」
「こういうのやってみたかったんです」
「そっか」
「はい」
はい、会話終了。
え? いつもみたいにボケろ?
イヤです。
「ふふ……拒否するんや、そこ」
「斬新でしょう?」
「いや、そうでもない」
「あ、そうですか」
「…………ふふ」
今日は日曜日の午後らしく行きましょう。そうしましょう。
「実際日曜日の午後やけどな」
「ふふ……」
地の文で書くこと無いですね。
いっそのこと地の文無くしますか?
……あ、だめ? はい。あ、2ちゃん○るでよくあるSSになっちゃう。
はい。だめですか。そうですか。
ところで……かざりんが静かですね。
「Zzz……」
寝てますね。ええ、寝てますね。
「……」
「…………」
「……」
「…………」
「……寝る寝る寝るね」
「…………」
「……」
「…………」
「……死にたい」
「…………」
「……」
「…………」
「なんか喋ってや、小説やで一応」
「…………」
「……」
「…………めかぶ」
「…………ふっ……ふう」
「…………」
「……」
「…………」
「……ふふっ」
「あいむうぃなーですー」
「負けタワー」
「めかぶはズルいわ……」
でも最初耐えましたよね?
「うん、こう、ぶり返した」
「そうですか」
「うん」
…………もう一度言います。
今 話 は 私 達 が ダ ラ ダ ラ す る だ け !
「あ、寝てた……」
かざりん起床なうです。
「おお、姫様がお目覚めになられたぞ……!」
「じいや……わたくしはどれだけの間眠りについていたのですか……☆」
「九時間」
「健康的ですね……」
「健康的だね……☆」
「ふふ……」
私は手元にあるお茶を少しすする。
……ぬるい。
まるで今の私達を表したかのようです。
「……しりとりやろっか☆」
「……『りんご』」
私ですか……ご、ご、ご
「『ゴンザレス』」
「す……『すいません、ホントすいません』☆」
何があったんでしょうね。というか『ん』でしたね。
「あ、しまった……☆」
ふう……
「しりとりやめよっか」
「ですね」
「ごめんなせぇ……★」
「いいよいいよ……今日だけでしりとり三十回目やし」
「……そんなにやってませんよ」
「じゃあ何回ぐらいやっけ?」
「二十七回」
「ふふ……」
「だいたいあってるね……☆」
それから数分間、無言の時間が続く。
その間ちびちびとお茶を飲んでいたらとうとう無くなってしまう。
……手持ち無沙汰です。
私がそう思った瞬間、ふーちゃんが突如として立ち上げり私のベッドへダイブする。そして布団に顔をすり付けながら言葉を発する
「ああ! かげのん♡ かげのんの匂いがするよ! はぁはぁ、興奮してきたで! か、か、かげっ、かげのーーーーーーーーーーん♡」
沈黙。
ふーちゃんはため息をつきながら起き上がり、元の位置に座り直した。
「……意外と盛り上がらんかった」
「狙いは良かったけどね……☆」
「あれやな……キレが足りへんかった」
「……瑠璃先輩は偉大ですね」
プロの変態ですね。あの人。
変態にプロもアマチュアも無いですけど。
「…………(ユサユサ」
「……」
「……☆」
「…………(ユサユサ」
「……」
「……かげのん☆」
「…………」
「……」
「……小説じゃ通じないよ☆」
「…………」
「……」
「……☆」
「…………」
「……姫先輩が絶対に言わなさそうなこと」
「……☆」
「…………」
「……ピーーー」
「……☆」
「…………」
「……」
「……☆」
「…………」
「……正直言ってごめんなさい」
「……☆」
「…………」
「……いや、文字通りぴーって言っただけやねんけど」
「………☆」
「…………」
「……」
「………滝川クリステルのまね☆」
「…………」
「……」
「…………☆(キリッ」
「…………」
「……」
「…………☆」
「通じへんな」
「通じませんね」
「通じないねっ☆」
誰のネタも読者の皆さんに通じませんね。
けど文句は受け付けません。
今日は読者のことなんて考えた言動なんてしません。
いっそのこと無言で一万文字埋めてあげましょうか。
……おや、メールですね。
『from 部長さん
さすがにそれは止めて』
あの人はエスパーでしょうか。
「……ヒマやな」
「ヒマですね」
「ヒマだねっ☆」
「……じゃんけんで負けた人が身近な人にイタズラ電話。じゃーんけーんーー」
私→グー
かざりん→グー
ふーちゃん→チョキ
「……妹でいっか」
はい、いつもみたいなリアクションもありません。
「ハンズフリーですよ」
「いえっさー」
prr……prr……
『あ、もしもしお姉ちゃーん。急にどうしたん?』
「パナマ」
『え?』
「パナマ」
『え、ちょ、何なん? ホンマにどしたnーー』
妹さんの声可愛いですね。読者の皆さんには通じませんけど。
「盛り上がらなかったね☆」
「……めんごめんご」
「ところでかげのん。明日調理実習やで」
「……私は明後日だけど、胸が躍るね☆」
「私は踊るほど胸無いですけどね」
「……まさかの自虐ネタ」
「やってみたかったんですよ」
ツッコミキャラだってたまにはボケに回りたいんです。
「…………」
「……」
「さかなさかなさかな~☆」
「…………」
「……」
「さかな~を~たべ~ると~☆」
「…………」
「……」
「あたまあたまあたま~……が良くなるには結局勉強なんだよ★」
デスヨネー。
「…………」
「会いたくてあい~たくて……」
「……☆」
「…………」
「……震えるって……なんか軽く病んでるやん」
「……☆」
あの人の恋愛観は重すぎるんですよ。
何ですか。会いた過ぎて震える? 禁断症状ですか?
ヤンデレなんて現実じゃ誰も望みませんよ。
「……今から一緒に!」
「!? これから一緒に!」
「! 殴りに行こうかーーー!」
『YAHーーー! YAHー! YAHーーー!』
『YAHー! やあぁ……』
『…………』
「なんか急に冷めたやん」
「イケると思ったんですけど……」
「どんまいどんまい☆」
またしばらくの間、無言の時間が続く。
そんな中、不意に誰かのお腹の虫が鳴いた。
……あー、もうこんな時間ですか。
「食べていきます?」
私が二人に問うと、『もちろん』の意の返答をしてくる。
……今日は面倒なので簡単なモノで済ませましょう。
私は台所に立ち料理を手際よく作っていく。
……描写面倒なので省きますね。
「はい完成です」
『わーい』
手を合わせて、と
『いただきまーす』
そんなこんなで、今日も一日が終わるのでした。
「かげのんコレ何?」
「めかぶ」
「……ふふ☆」
はい、Setsuです。
ええ、すいませんでしたああああああ!←ドゲザァー
いやホント内容がアレでsーーあ、いつものことですかそうですか
…………泣こう。
感想・アドバイス待ってます。
それでは次回も稜高学園一同、お待ちしております!




