地図/MAPを売っている
冒険者パーティーの一人は必ず持っている地図。だいたい真面目な僧侶が持参してる。
この広い世界を旅するのに必要不可欠なもの。
それは地図。
冒険を大いに手伝ってくれる必須アイテム。
値段はピンからキリまで。
高価なものにはダンジョンの中まで案内してくれる優れものもある。
罠の場所を書いてあったりするのまで何故かある。誰もそのダンジョンを攻略してないはずなのに不思議だ、と世界の七不思議になってたりする。
とにかく、幅広い人に使用され、時には人の生死を左右する地図に情報の誤りがあってはならない。
そんなわけで、地図は細かい区分に分けられ随時新しく作成される。
まず国名だけのもの。
これはここ数年変更なし。
次に国内の地図。
これは国を東西南北に分割し、その区域の大まかなダンジョンや名所を書いている。
一般的にお客さんが買っていく地図は上記の二種類だ。
今から紹介するのは特殊な地図で、購入するにはそれぞれ条件がある。
ちなみに条件は業務規則で言えない。
まず、ピンポイント地図。
売ってる道具屋から近い範囲のダンジョンや洞窟の詳細地図だ。罠まで書いてあったりするのもある。
次に隠れ地図。
どの地図にも記載されていない遺跡や村が載っている。
渡す条件や価格はものによって差が大きい。
ちなみにこの二種類の地図はすっごい魔法がかかっている。
不定期に内容が自動で書き換えられているのだ。
例えば遺跡詳細マップに一つ罠の印がある。
その罠が一回きりの発動型だとする。
誰かが引っ掛かる。
罠はもう二度と作動しない。
すると、地図上にあった罠の印が消える、といった具合だ。
凄い技術だ。
どんな仕組みか気になるが知ってるものはいない。
不定期に納入されるのを待つだけだ。
その情報の適格さ、自動で情報更新される技術力を求めた者の末路は『消息不明』だ。
平和に生きたい私達道具屋は七不思議として、そっとしておくことにした。
〜地図のまとめ〜
材料(1枚分):
不明
採取地:
不明
備考:
どうやって作成されてるか不明。
世界地図は10ゴールド。
国内地図は80ゴールド。
ピンポイント地図は500ゴールド以上。売っていないダンジョンのもある。
隠れ地図はオープン価格。
ちなみに私のお店も隠れ地図取り扱ってます。