読まなくてもいい簡単人物紹介
メイン人物かな?と思う三人の紹介です。読まなくても全然支障ありません。
道具屋:
主人公。
本当に平凡な女性で、分類をするならば癒し系の部類。
道具屋を営んでいるが、道具を使う冒険者としての能力は低い。
武器屋:
主人公の隣人。
主人公より少し年上。
赤い髪、赤い瞳、褐色の肌。
首筋に大きな傷がある。
見た目も実際も肉食派。
腕利きの傭兵だった。
ギルドの受付:
武器屋より年上。
黒い肌に真っ黒な髪。
男勝りな美人。
イクダールという通り名を使用。本名かどうか解らない。
冒険者としてのレベルは高い。
〜主人公超短編〜
夜更かしはお肌の大敵!
って思うけれど、最近夜はなかなか眠れない。ベッドに入って寝つけず3時間経っているとか当たり前だ。
原因は解っている。
運動不足だ。
寝つきが悪いのを克服したい。でも運動はしたくない。
というわけで寝る前にホットミルクを飲むことにした。
ホットミルクで駄目な時はお酒をちょっとだけ。
更に駄目な時は戦闘用の眠り薬。
これでばっちり!!
……なんて堕落的なんだろう。
運動すればいいのに。
〜武器屋超短編〜
昔の知り合いが死んだと風の噂で聞いた。
悲しみはしない。いつからか、しなくなった。
戦場では昨日飲みあった奴が
死ぬ、裏切る、敵になる
それが日常茶飯事だったから。
だけど、最近は死んだと聞いた奴を思う。
どんな奴だったか、どう死んだのか、死ぬ間際何を思ったか……悔いはないのか。
前はそんなこと思いもしなかったが、きっとこの温い生活に慣れてきたせいだろう。
戦場に戻るべきか。
度々そう思うが結論は出ない。
とりえず先ずは、臭い調合をしている隣人に文句を言いに行く。
〜ギルド受付超短編〜
出勤時間は自由。そこから8時間経てばいつでも退勤していい。
それが私の仕事スタイル。
「イクダールさん、この仕事…」
「イクダールさん、この書類…」
「イクダールさん、この報酬…」
聞かれることは様々で、することも色々ある。休み明けは質問が書いてあるメモ用紙が受付机に貼られていたりする。
それは受付が私だけだから。
他の人に聞いたって解らないから。
その優越感と、溜まったメモ用紙と仕事に溜め息をつき、夕方5時――私は仕事を開始する。
たまには冒険者として身体を動かしたいわ。