ペガサスの羽で飛んで行こう
鑑賞用としても利用できる。
安いけど、使いきりで流通場所が限られている。街の入口にしか着かないので、不法侵入はできません。
思うけど、世の中には不思議なものがいっぱいすぎる。
このペガサスの羽もその一つだ。
「不思議よね〜。こんなんで、一度行った街に行けるなんて」
白くて綺麗な羽。光をあてると七色に輝くそれは神々しく、正に天界に生きる動物のものである証。とても軽くてふわふわしている
このペガサスの羽はある程度大きな街にしかない。
うちの店も、最近やっと許可を得て扱いはじめた。
これも仕組みは解らない。
詳細を知ろうとすれば、前に言ってた通り『消息不明』になる。
「あ〜!やっとあった!!」
「よかったね〜。ここら辺田舎すぎて、どこの村も街も扱ってなかったから」
「すいません、ペガサスの羽10枚ください」
「はい、1000ゴールドになります。袋はおまとめしていいですか?」
「はい!ありがとーございます!」
早速行こうよ〜、って嬉しそうにお店を後にした女性冒険者達は今から温泉街に行くらしい。
羨ましいな〜。
私も行きたいけど、温泉街を訪れたことがないからこの羽じゃ行けない。
「行ったことがないと行けないのが欠点だよね」
くるくると羽の根元を持って回すと、きらきらと光が七色に輝く。
いつか、店を誰かに任せて色々な所に行ってみたいな〜。
その時のために、自分用に一つだけ取っておこう。
最初の登録場所はもちろん、ここだ。
〜ペガサスの羽〜
材料(1枚分):
ペガサスの羽1枚
採取地:取り寄せ
備考:
ペガサスは天界の動物。
どうやって羽を貰ってるかは誰も知らない。
噂では、道具屋の卸業者というか卸ギルドの元締めは神様らしい…。まさかぁ〜なんて最初は皆笑っていたけど、確かに謎なものが多すぎるし…まぁ知らぬが仏だ。




