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私はATM  作者: いりこ
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ATM

ATM

結衣様は結婚されてから私の元にお越しになられる時には尚の事、笑顔に輝きを増しました。貴女のお幸せを私も陰ながら喜ばしく思ってました。

 しかし一年経った頃からでしょうか…悩みを抱えられている様子が見え隠れし、少し心配になりました。

 そんな思いに駆られて居た時に私はあの女性の声を聞きました。

「結衣さん!貴女晴久の働いたお金ちゃんと管理出来てるの⁉︎無駄遣いされたら息子がいくら働いても足りなくなるじゃない  」

と。あの女性は、貴女の愛する伴侶のお母様なのでしょう。結衣様は、その方を大切にしたいであろう思いと裏腹に、困惑されているのが見受けられました。

 私は知ってますよ。貴女が記帳される通帳は、決して無駄遣いせずにご主人のお金を大切にされて居た事を示してますから。何と悔しい思いをされて居る事でしょう。私は切なくなりました。

 私は祈ります。貴女に本当の笑顔が戻ります様にと…。


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