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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

陰キャだった俺が異世界転生して「勇者」になりました……しかし、勇者になったからといって調子に乗ったらいけません

作者: こんにちは



俺の名前は相沢トオル。

つい2ヶ月前まで男子高校生をやっていたオタクだ。

しかし、ある出来事をきっかけに俺の人生は変わった



 ラノベなどではありきたりな話だが、俺は家を出る時間が遅れて高校に遅刻しそうになっていた。急いでいた俺は横断歩道を良く見ずに走っていたため、横から突っ込んできたトラックに気づかず、はねられてしまった。幸いなことに痛みなどを感じることもなく意識が無くなったため、楽に死ねたのだと思う。



 そして、次に目が覚めた時は魔法陣のようなもの中で倒れていた。意識がはっきりはしてなかったけど……異世界転生来た!とつい思ってしまった。



 目覚めた俺に最初に話しかけたくれたのは、金髪碧眼でスタイルのいい優しそうな王女様だった。彼女は「よくぞ来てくれました勇者様」と言った。



その後は以下のようなことを言われた。



勇者とは

勇者がなぜ必要なのか

勇者には特別な力がある。

魔王と戦ってほしい

元の世界には帰れない

今後の流れ

……etc



 ぶっちゃけ右の左も分からない俺だから、魔王討伐を断るという選択肢は無かった。いずれ力を付けたら、逃げ出すのはありかも知れないが。今は力を付ける時期だと判断した、王女様ともお近づきになりたいし。



 そんなこんなで修行を始めた俺は、騎士団長である赤髪をロングにしているクール系美少女から剣術の訓練を。ぶかぶかのローブを来ている、水色の髪をミディアムボブにした可愛い系の魔法使いからは魔法の特訓を。騎士団長は侯爵令嬢で魔法使いはなんか凄い人の後継者らしい。ちなみに、王女様は聖女でもありヒーラーの役割をこなしているようだ。ビバハーレム!



 勇者が凄いというのは本当のようで、一度学んだことはすぐに吸収できるし、オリジナルのスキルなんかも持っている。日本から来た軟弱な男子高校生だった俺が、剣を持ったり、魔法を使ったりといつの間にか強くなっていた。



 さらい1ヶ月立った段階で、騎士団長より剣術は上手く、天才魔法使いよりも魔法が上手くなっていた。さらに勇者しか使用することの出来ない聖剣を呼び出せるようになったことで、王国で一番の強者になっていた。



 マジ異世界チョロすぎ(笑)とか当時は思っていた。いや、もうだいぶ調子に乗っていたからね、この時期の俺……



 何だかんだで1ヶ月の修行期間を経て俺たち勇者パーティーは結成された。勇者である俺、侯爵令嬢である騎士団長、なんか凄い人の弟子の魔法使い、王女兼聖女のヒーラー。しかも、皆美少女……まじ、これなんてラノベ?



 そんな俺たち勇者パーティーの旅は順調に進んで行った。魔物によって苦しめられている村を救い女の子とキスしたり、魔族の四天王であるなんか火を吹く奴や俺様系の雷を出す奴を倒したり、うっかり騎士団長の着替えを覗いてしまったり、転んだ拍子に魔法使いの豊に膨らんだ胸に頭を突っ込んだり、聖女兼王女の水浴びをうっかり見てしまったりと……本当にうっかりだからね



 本当にこの時の俺はますます調子に乗っていた。いや、だって四天王倒したり、逆ナンされたり、俺以外は全員美少女のハーレムパーティーに所属したり。それは、陰キャでモテないオタクから→女の子にモテモテの最強勇者になったんだから調子に乗るよね。


 

 そんなこんなで調子に乗った俺は酷かった。だんだん自分の思い通りにならないと、勇者という権力や暴力によって思い通りにしたり、色んな女の子を引っ掛けて遊んだり、適当な因縁を付けてチンピラからカツアゲしたり。力と権力を得て調子に乗った俺にはよくない噂がたくさんあったが、どうとでもなると無視をしていた。



 きっと罰が当たったんだろう、今走馬灯が見えているのがその証拠だ。居酒屋で酒を飲み、ウエイトレスのお尻を触るなどの定番なセクハラをした俺は気分が良くなり、森の中の魔物を駆って俺TUEEEをしようとしていた。



 そんなこんなで森の中を千鳥足で歩いていると洞窟を発見した。テンションの上がっている俺は、何も考えずに洞窟の奥を目指すことにした。20分ぐらい歩いていると、ドラゴンの巣のようなものを見つけた。何となく巣の真ん中に行き、上を見上げると「ゴゴゴゴゴゴゴ」という音がする。



 そして、なんだなんだと上を見上げるとなんかドラゴンが降ってきていた。そりゃそうだよな、ココはコイツの巣だろうし。こんなことを考えている内に意識が現実に戻ってきた俺は、「あぁ、騎士団長も魔法使いも王女もまだ抱いてなかったなー」と最後に考えたところで意識が無くなった。



「う、ううん……何か踏んでしまったのじゃ??」




何か深夜にテンション上がって、ノリで書いちゃいました。

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