表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ヒロイン泣きそう

BLゲームの攻略対象の元恋人でしたが何か?3

作者: 林檎売り

久々に投稿します(^^)

感想や評価ありがとうございます!

初心者の為拙い文章が目立つと思います

ご了承下さいませ( T∀T)

 将棋の詰みという言葉を知っているだろうか?

 もう前に進んでも後ろに逃げても敵から止めを刺されてしまう、死亡宣告だ。動いても死、動かなくても死、え、ちょっちょ待てよと思わず木○拓哉風に言いたくなる戦況の事。

 何でそんな将棋の話を持ち出したかというと私田中香織は立場的に詰みに陥っているからという他あるまい。


 話のあらすじを簡潔に語るとこの世界がBLゲームの世界で不運にも恋人、いや元恋人の花園レイが攻略対象で主人公の滝山正人に寝とられた男の子♂に、......何が滝山正人だよ全然正しい人と書いて正人じゃねーよ、全国の正人さんにあやまれ、どんだけ名前負けしとるんじゃ


 詰まる所、元恋人は学校の中心で愛をさけんだ、声高らかに透き通る声でBLの愛を貫かれた。人口密度の高い所で、この感動を例えるなら公開処刑に等しい、ただ私はその純愛に胸を打たれ、潤んだ涙で前が見えない中私は優しく微笑みながら二人を許し「解ったわ」の一言で幕を閉じた。

(注意※内容が著しく変わっている可能性がございます※)


 はずだった......



 ここからBLゲームの世界が崩壊したのか、徒競走でも走れなかった走りで女子寮に逃げ込み雄叫びに近い声を枕で黙らせていた私を追い掛けてきた滝山正人(ねとり)くんは天使もそこまで神々しい笑顔を見せないであろう微笑みを見せながら、訳の解らん言葉を並べ立てた 




 てへ、泣いてるの可愛いね、花園くんなんて陥れただけだよ、当て馬当て馬~僕は田中さんと仲良くしたいんだビバWINWIN、アハ☆

(※注意※内容が著しく変わっている可能性がございます)



 誰かこの子に救急車呼んであげて頭が痛い痛いみたいだから、重症だから、私と日本語通じないみたいだから、

 そんな腑抜けた事を言ったかと思えばネクタイ緩めベッドに追いやりながら噛み付くようなキスをした。人間追い詰められると抵抗出来ないらしいがどうやら私は人間じゃなかったらしいゴリラか?ボコボコ殴り爪を立てお綺麗な顔にも多少青アザをつけることに成功した。ハッざまぁ

 だが挑発をする滝山にまんまと乗せられ先生が鍵の掛かった扉をオープンしたと同時に今日1日一番の改心の一撃を滝山に食らわせた。

 あの瞬間滝山は薄く暗く笑っていた、解っていてやられたんだろう、ドMなのか。そして先生に恐る恐る止められ一人部屋で待機、ボロボロの滝山(へんたいやろう)は先生と共に保健室へ連れていかれた




 もう一度言おう、詰んだ私の立場が死亡した




 端から見れば花園レイが男の子♂に惚れて相思相愛の勘違いして私を振り、勘違いをされた滝山は誤解を解くため追い掛けて私からの暴力を無抵抗に受けた、しかも先生に保健室に連れられていく去り際に涙を潤ませ





「僕が..好きなのは田中さんだったのに....。」




 とんでもない超弩級の爆弾を落としやがりました。辺りは一瞬の沈黙の後、皆の元気な黄色い悲鳴の大演奏会、わざとだろ....わざとだろテメエェェ!!野次馬が大量に集まってる中、私が何も言えない事をだしにしてこのやろうぅ!!!事の衝撃は一瞬にして群れの野次馬達に駆け巡った。人の不幸は最高の飯うまってよく聞くけど渦中の人間は何ら美味しくない。最悪にマズすぎる




 さてはて立場が詰んだ私こと田中香織はずる休みを決行して早、4日は経過してそのままベッドで疼くまっている。誰もがそっとその場を静かに去ってくれた、きっと皆この出来事を誰かに伝えたくて堪らないからだと思う、当事者じゃなかったら私もしたいし、でも今は本当にありがたかった。きっとここまで怒りと涙にまみるた事は無いだろうと思う。


 ふと視界に携帯が目に入った。





「レイ......。」



 毎日泣きすぎて喉がカラカラでささくれた声で思わず恋人であった人間の名前が出てしまう。

 情けないこんなに弱いと自分を知ってればもう少し可愛い女の子に成れて、レイに振られなかったのだろうか。





 携帯を手に取りメールの履歴を見ていく、









 今日一緒にご飯食べようー


 何処で食べようか?ー


 好きだよー


 私もだよー


 明日テストだーヤバイな俺勉強してねー


 手伝おうか?ー


 香織スパルタだからな~ー


 そのスパルタで毎回助かってるでしょ~黒笑ー


 確かに笑ー



 タップしてメールを無言で見続ける

 幸せだったメールの内容は少しずつバランスを崩していく



 ねぇレイ今日会えないの?ー


 どうしたの?ー


 最近メール返信少ないな..何かあったかな?ー


 風邪とか引いたのかな?ー


 レイ?ー





 履歴には送りたいけど送れない未送信の私の弱音が溜まりこんでいた。心のどこかできっと私はBLゲームの世界とか未来がどうなるかとかは殆ど信じてなかった



 心の何処かで別れないと信じてた。何処かでどうにかなると盲信してた。



 初めてレイと話してレイの気難しいけど意外と情に弱い人柄を知って。

 初めてレイと手を繋いで手は大きくてレイの手の体温を知って。





 お互いに恥ずかしがりながら触れるだけの優しいキスをして、もう好きで好きで苦しくて切なくて、何もかもレイの事を知ったつもりでいたからそんな事になんてならないと信じてた。









 頭痛がしてきた。

 部屋に掛かった時計の音が耳につんざく





 優しく抱きしめて好きだよって言ったのに



 かちっかちっ





 学校卒業したら一緒に同棲するって言ったのに



 かちっかちっ









 嘘つき



 かちっかちっ











 消そう、全部削除しちゃおう、断捨離してスッキリしよう。

 恋も思い出もぜんぶ全部、消そう。指先で履歴を全部消す、レイの連絡先もレイが送ってくれた写真もレイとの電話履歴も全部全部全部ぜんぶぜんぶぜんぶ全部ぜんぶ......











 消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去

 去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去








 指先が止まる、画面には二人で行った海の写真が映ってた

 幸せそうにしてる...楽しい思い出..だったのに

 何でこうなったんだろう何で何で..。

 なんで







 ガジャンッ


 私はスマホを壁に投げつけたが、最近の携帯は画質だけじゃなく頑丈さにも進化したのだなと落ちた携帯を見ながら感心した




 そこでまた私は泣き始める。よくここまで涙が出るなと感心をまたした。人体の神秘である。ついでにその人体の神秘とやらでこの弱った心も取り替えて欲しいなと思ったりする。

 これ以上顔が腫れたら情けな過ぎて穴を掘って埋まりたくなるそんでもってその穴で暮らしたりして






「はァっひくっ..ひくっ..」




 アホな事を考えてもいっこうに涙はとまらない

 意外に女々しいな、彼はもうBLワールドの住人なんだ暖かく応援しよう。彼に思うことは貴方は受けなのか攻めなのか位にしとこう。結構気になるしな.....もしかすれば彼に処女卒業を先に越されてしまうかもしれない、その時は心の中でもそっとお赤飯を炊こう。





「ひくっ..ひくっ。」






 アホ過ぎて少し落ち着いて来たかも....。








♪~


  




携帯が鳴る私の..携帯..。

咄嗟に携帯を広い画面をみると知らない電話番号からだった




もしかしたらレイ?連絡先消したし..

レイなのかも後悔したのかも....。

もしかしたら..。




 



「レイ!?」






思わず電話とってレイの名前を呼んだ

余り食事をとっていなかったからか、思考回路が家出していたのだと言い訳させてしてほしい普段ならあり得ない行動だから




















いつ見たか解らない海外のドラマストーリーで女の元に恋人は戻ってくる。そして言うのだ「神様は私にチャンスをくださったのだわ」と






















「..........第一声がそれとは傷付くね」
















大変不機嫌な声が携帯から響く

どうやら神様は私の事を嫌いらしい





ハッピーエンドが遠すぎてつらいです

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] わかりにくい つまらない おもしろくない 同じ設定でもっと文章の上手い人に書いてもらいたいくらいですね。 明らかに迷走してるのがわかるし、ストーリーもめちゃくちゃ。 やたら改行してる…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ