危機一髪…かも…?
お久ぶりです( ´ ▽ ` )ノ
今、緑色のバリアーが私を守ってくれている。
逃げるのなら、今だ。
今、全力で後ろへと向かって走れば、私は逃げれることができるだろう。でも…。
…何故か私は、逃げなかった。
_____どうして?
そんな声が聞こえる…気がする。
私の考えが正しければ、この声の主さんは真っ黒君だろう。
そうなら…おい待て、何で私は場違いなことを考えている!
__________バチッバキッ
あ、やべ。現実逃避してたかも…。
この子もうすぐバリアー破ってくるわ。わー、パチパチ。
…って違う!!やべぇ、やべぇ、やべぇ!!
真っ黒君!助けて、助けてぇぇぇぇ!!
__________バキッバキバキ
やめてぇぇぇぇ、それ以上壊さないでぇぇぇぇぇ!!!!!
__________バキッ
あぁもう!こうなったら、一か八かだこんにゃろうっ!!
私は、【何か】の横を全力で走り、真っ黒君のそばへ行く。よかった、私はバリアーすり抜けられた…。
【何か】も少し反応が遅れたがこっちへ走ってくる。
__________パカラッパカラッ
私は、ぐったりしている真っ黒君の羽を無理やり口に咥え、上手く背中に乗ってくれるように、上へ投げる。
…おっけ、上手く…とは言えないけど、乗ってくれた。大きすぎるよ、お前。背中からはみ出すぎ。落ちちゃうよ。
そっから走る!走れ、皮膚が擦り切れるまでに!!…毛で隠れてるから無理だけど。
うおおおおおおおお!!気合だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
いやっふぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!ひゃっはぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
どのくらい、走ってただろう。
はぁはぁ、もういないだしょ。ほら、いないだしょ?だしょだしょ?
うぁぁぁぁ、疲れたぁ…。真っ黒君重いぃ…。
私は、真っ黒君を落とす。
…ボトッ。あ、ごめんよ。悪気はなかったんよ、うん。
ありがとうございました!!