ここはだれ?私はどこ?おまえだれ?
_____バサバサッ
_____パカラッパカラッ
謎の音が鳴り響く。目を開けてみると、見知らぬ森のような世界が広がっていた。
いや、どう見ても、森だ。たまに、鳥の声が聞こえる
すうぅぅぅぅ、と、深呼吸をしてみる。美味しい空気だ。落ち着くなぁ。
…じゃない!!どこだよここー!?
____キュイイィィィィィィ
神秘的な鳴き声?が森に木霊する。
もしかして…?
私は、声を発しようと深呼吸する。
今だ。ぎゃあああ!!
__キュイイィィィ
…やっぱり?そうなの?それとも偶然かい?
も、もう一回やってみよう…しゅるるるる
__キュルルルル
OK、わかった。これは私の声だ。絶対私のだ。
何?何が起きてるんだ?私は今、人間じゃない、それは確かだ。
_____バサッ
「!?」
少し前に、遠くで聞こえた羽音のような音が近くで聞こえる。
本能的に危険を感じた私は、起き上がった。
…なんか、変な感じがする。
とりあえず、人間と同じ二足歩行タイプではない。それはわかる。
キリンや馬のような四足歩行タイプだ。
いやぁ、キリンになった〜、私は馬だぁ。
…現実逃避はこれくらいにして、自分の体を見下ろす。
う、これが私の体か…。
_____バサッバサッ
おっと、こうしちゃいられん。
全力疾走じゃぁぁぁぁぁ!!
走れる!!走れるぞぉ!!
と、思うのにも理由がある。だって、初の人外の体で全力疾走だ。走れるかどうか、不安だった。
でも、無事走れた。良かったぁ。
_____バサバサバサッ
ん、追いかけてきてるのか?羽音が聞こえる。
十分離れただろうと思い、走るのをやめて後ろを見る。
_____シュッ
痛っ!?
なんだ!?今の!?
振り返った瞬間、鋭い爪のようなもので頬を切られた。痛いよう。
_____バサッバサッ
くっ、ゆっくりしてられないようだ。姿は見えないが、羽音が聞こえる。
うわぁぁぁぁ、なんで振り返ったんだよ私!!
_____バサッバサバサ
く、来る!私は思いっきり両目をつむった。
だが、痛みは全く来ない。
私は、恐る恐る目を開けた。
私の目の前にあったもの、それは…
綺麗な緑色のバリアーだった。
それに、見たこともない、巨大な鳥がタックルしている。
読んでくれた方!!ありがとうございます!!
だめだめですが、どうぞよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ