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百花  作者: とだい戻
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渡り廊下の前提

うちの中学校の渡り廊下には、赤い染みがあった。

 

 ずっと絵の具のしみだと思っていた。小さな何の変哲も無い染み。普通は気が付いても取り留めないようなそれ。

 僕は、何故かそれが気になって、いつも廊下を通るたびに「ああ、あるなあ」と認識するようになっていた。

 鉄製の棒が並んだ手すりつき廊下の、ペンキも塗られていない素朴なコンクリートの床に小さな染みがあった。

 

 ――しばらくしてから、それが人の血だということを、知った。


 鼻血か?

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