三話 もはや茶番
霊夢side
扇が幻想入りした同じ時、霊夢は勘によって起きた。
霊夢「誰か…来るわね…」
霊夢は身仕度を済ませ、境内に出た。その時奇妙な声が聞こえた。
???「ヒャツハーーーー!!!!来たぜ!幻想郷!!!!」
霊夢「何よ?あの奇声は!」
霊夢は怒り、その声を発した者を探す為に空へ飛んだ。
扇side
扇は現在飛行はしてない。
扇「にしてもまさか空から始まるとはな~まぁいいか。なかなかの絶景だしっと、なんか来るな…」
扇のいう通りに誰か来た。
???「あんた何してるのよ?そのままだと死ぬわよ」
扇「…これは驚いた。なんか来たなって思ったら可愛いやつが来たよ」
???「!か、可愛いはよしてよ!それよりあんた死ぬわよ!?」
扇「ああ、ちょっと待てな?能力、発動」
扇が能力を発動すると宙に浮かんだ。それを見てた紅白の巫女みたいな少女は感心した声をだした。
???「へぇ~これは驚いたわ。あなた能力を持ってるのね」
扇「まあな。自己紹介が遅れたな。俺は霧崎扇だ。よろしく」
霊夢「私は博霊霊夢よ。よろしく」
扇「博霊?てことはあの博霊大結界を管理してる?」
霊夢「何で知ってるのよ?」
扇「実はな…」
半妖説明中~
霊夢「何であんたの蔵の中に入ってるのよそれ…」
扇「俺に言われてもなぁ。けど、不自然ではある」
霊夢「?不自然って何よ?」
扇「まるで、俺に見せびらかしているように感じた。大方、あの本に書かれてる妖怪の賢者が俺に見せたんだろ?そうだよな?八雲紫さん」
扇は自分達を覗いてるスキマ妖怪に話しかけた。すると、目がたくさんある空間が発生し、その空間から一人の女性が出てきた。
紫「呼ばれて出てきてじゃじゃー「それより本題」…最後まで言わせてよ!」
紫はわざとらしくしくしくと泣き出した。だがしかし、扇にはうざったらしいと感じていた。
扇「…さて、今夜の宿でも探すか!」
紫「え!?無視!?」
霊夢「紫、どんまい」
扇「じゃぁな~霊夢~またな~!」
紫「え?ちょっと待ってよ!?お願いだから無視しないで!?」
扇「あ、紫さん、近所迷惑なんで静かにしてください」
紫「あ、うん、分かったわ…じゃなくて!」
扇「チッ!」
紫「今、舌打ちしたわよね!?絶対したわよね!?」
霊夢「こんな紫見るの新鮮ね」
紫「霊夢からも言ってよ!」
そんな茶番が幾分か続いていた。