表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/14

友達のはじまり

こんなゆっくりで稚拙な話でも読んでくれる人がいて驚きです。

なんかスイマセンと言いたくなりますが、こう言います。


  『ありがとうございます』

 はぁ、はぁ、ふぅなんとか間に合ったー。

 近所のおばさんに捕まってたらムリだったね、これは、遠回りして正解だよほんと。




 南楼学園

 今日から通うことになるこの学園は周囲から、『変、だけど面白い』『人生が二回あるなら行ってみたい』『異常の巣窟』『救いの学舎』『罰ゲーム』『合法コスプレ学校』『秘境と魔境』などなど言われても喜びづらい呼び方をされている。

 それも仕方がないことで、いわゆる『わけあり』の人でも理事の人と面接すれば入れたり、私立なのに県立より安かったり(それでもスベリドメとしても嫌だといわれてたり)、推薦入試がないのに一芸入試があったり、制服が何種類もあって自由に選べたり、毎年校舎内で迷子が発生したり、飛び地があったりと、数えだしたらきりがない。




 今もほら、いかにもお嬢様のような人や不良っぽい人にずっと耳についている機会と喋っている人、人形みたいに表情をかえずただ歩く人、と様々だ。

 私と同じように周りをきょろきょろしながら歩く人を見ると少し安心する。



「し、新入生の人はここで自分のクラスの列ににゃらんで下さい!」



 おぉ、盛大にかんでるよ。珍しいモノ見た気がする。『入学の手引き』によると、このまま学校案内をしながら教室に向かうらしい。

 私のクラスは1-B。担任は…さっきのかんでいた人だ、大丈夫かな?



「さ、く、らー!!」

「うわっ」



 後ろから抱きつかれた。中学生のときからこうだったので多少は慣れていたのだけれどいきなりだとやっぱり驚く。



「ひさしぶりー!また会えて嬉しいよー!せっかく同じ学園にだったのにクラスが違うんだもん!もう会えないんじゃないかと思ってたのにこんなに早く会えるだなんてー!でも、クラスは違うんだよね、これは神の与えたもうた試練なんだね!必ず乗り越えて来年こそは!」

「ひ、久しぶりってほどじゃないと思うよ白亜(はくあ)。白亜が神の試練とかいうとしゃれにならない。あとうるさいからもう少し静かにして。まぁ、緊張は取れたけど・・・」



 この子は中道(なかみち) 白亜 中学校の3年間同じクラスだったことでかなり親しくなった。実家がお寺だか神社だとかで名字の中道は苦楽中道からきているんだとか。特になにをしたというわけではないけれどかなり好かれて(懐かれて?)いる。



「ほら、話は後でもできるんだから自分のクラスのところに行ってなさい。」

「うー」

「うーじゃなくて。」

「えー」

「えーでもなくて、ほら。」

「はーい。じゃあまた後でね!」



 これでもかというほど大きく手を振りながら去っていく。あの元気に何度も励まされたっけ。と懐かしく思っていると男の人が校門のほうからやって来た。



「時間ですね。1-Bの皆さん初めまして。まずは自己紹介を。こちらはこのクラスの担任の」

「ざ、ざくろ りなでし!」



 でしって・・・



石榴(ざくろ) 梨杏(りな)先生です。これでも7年勤務しているこの学校の古株なんですよ。」

「え、あ、うぅ・・・」



 今なんで言い直したのあの人。ちゃんと…ではなかったかも知れないけど名前は言えてたのに!!名のらせるつもりがないならあんなタイミングで間を空けないでしょ普通。しかも追い討ちのようにベテランみたいに説明してるし。もしかしてこの先生・・・


「私はまだ2年目ですからね。あぁ、私は副担任の亜鶴(あず) (みなと)と申します。よろしくお願いしますね。それでは出発しましょうか。」





「そしてここが1-Bの皆さんの教室になります。体験してもらった通りに校舎が変わると階数も変わるのでしばらくは他の人に聞きながら行動すると良いでしょう。人によっては7年経っても覚えられないですからね。」

「はぁ、はぁ・・・ふぇ、あ、その・・・そうです!あと少ししたら入学式の会場準備が終わるはずなので、お手洗いに行ったり貴重品を持ったりしてすぐ行けるようにしておいて下さい。」



 石榴先生がポケットから取り出した四つ折りの紙を読み上げる。本当に7年も教師やってるの?代理とかじゃなくて?というか今準備してるんだ普通前日とかじゃないのかなぁ・・・



「なんて言うか、安心できない組み合わせね。天然と腹黒なんて。」



 隣を見ると背の高い女の子がいた。というかやっぱり腹黒でいいんだ・・・視線に気づいたようでこちらに顔を向ける。



「ん?どうかしたの?」

「いえ、背が高くてかっこいいなぁって思って。」

「そう。私は夢花(ゆめか)桐仔(きりこ) 夢花。夢花なんて似合わないと思うけどね。あなたは?」

「千歳 桜。桜でいいよ。」

「そっかよろしく桜。私も夢花でいいよ。」

「こちらこそよろしく。夢花っていい名前だと思うよ。」

「ありがと。」



 私はその後しばらく夢花と話をしていると時間になったようで集合をかけ始めた。




 これがこの学園での友達との出会いとなるのでした。

ようやくまとも(?)なキャラが出せました。


まだクラス数人しか考えてなかった事実が・・・

なので、名前・設定を募集します。というか助けてください本当に

どちらかでもそれ以外でもいいんです。



変なところがあったら教えてください。


(まぁ最悪ものすごい短さで終わらせれば・・・10話くらい、とか?)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ