閑話2だって
知らない天井だ……
なんてふざけたことを言ってる場合じゃない。
痛っ
頭の痛みをこらえ、いつの間にか寝かされていた布団から身を起こす。
アタシが寝かされていた布団とガムテープで閉じられたままの段ボールが置いてあるだけの和室みたいだ。
どうしてこんな所にいるのか、そもそもここはどこなのか?
たしか昨日は、高校生だった頃の友人たち5人で集まっていた。
2人の就職が決まったお祝いをお題目に空が白み出すまで盛り上がった帰り、タクシーに4人を乗せて、乗れないアタシは駅まで酔いざましに歩くことにしたんだ。
なんで本気で駅まで歩けると思っていたんだか……
久しぶりに会って上がっていたテンショも冷めたからなのか、それともアタシ以上におかしなことになっていた酔っぱらいをどうにかしないと、と張っていた気が抜けたからなのか、急に酔いが回ったようによたよたと足をフラつかせ道なりのブロック塀に手をついてなんとか歩いているのがやっとな状態だった。
そんなアタシを見てうろん気な顔をしながら通勤に向かうサラリーマンたちも、気がつくとこんな状態でも数えられる程しか見えなくなって、ゲートボールに向かうお爺ちゃん達がチラホラと姿を見せてきた。
「大丈夫ですか?」
そんな時だった、声をかけられたのは。
……思い出した。
優しさが嬉しかったのか、声をかけられた瞬間に力が抜けて眠ってしまったんだ。
ということは、ここはその人の家なんだろうか?
それと、さっきから続くこの頭痛の正体はただの二日酔いらしい。
いろいろと今の状況に納得できると部屋の外から女の子の声がしていることに気づいた。
助けてくれてありがとうとか、ここがどのあたりなのかとか、言わなきゃいけないことがいっぱいあるけどとりあえず
「み、みずぅ」
駄目だ全然声が出ない。
「あ゛、あ゛あ゛ぁー」
発声練習をしているともう1つ声がする。
それもそうか。声がするっていうことは誰かと話をしているってことなんだから。
それに声をかけてきたのも男の子だったような……
とりあえず男の子がこの家の人なのは間違いないと思うし彼に頼もう。
「少年。水~」
……?聞こえなかったのかな。声も出ないし仕方ないか。
「水」
のそのそとなるべく頭に振動がこないようにして襖から顔を出した。
「あ」
「え?」
制服を着た女の子が目を見開いてこっちを見ている。なんでそんな顔を?って思って今の状況を落ちついて分析してみる。
ここは少年の家…だよね?少女は制服を着ているし見た目からして高校生くらいかな。その少女はアタシを見て驚いている。で、アタシはいつも通りの寝起きの格好をしている。
確かにお風呂に入ってないけれどそんなにヒドイ状態じゃないはずだし・・・いつも通り?
「あ」
そうだ。アタシは普段寝るときに、その、なんだ。それなりに薄着になるんだ。そう、傍から見て勘違いされても仕方がないくらいに・・・
「あ、おい!くそっ」
少年が少女を追って行こうとする。
とりあえず部屋の中に隠れて声をかける
「ごめん。助けてもらったのに迷惑まで掛けたようで・・・」
「え、あ、はい・・・その」
「わかっているよ。追いかけたいんでしょう。すぐ出て行くから」
「ゆっくりしていって下さい。鍵ここに置いておくんで出るときにポストに入れておいてくれればいいんで。お大事に!」
「え、ちょ・・・」
ガチャン
・・・不用心だなぁ
ものすごい遅れました。
・・・言い訳をさせてください
どうぞ(ガサゴソ)
特にありません!
なんか言え(スパーン!!)
……ちょっと思いついて新しい小説のプロットとかを纏めてました
なにやってんだ(バシッ)
………お、音が出ないほうが痛いんですよ
ブン!ブン!(素振り)
ヒッ…ほかの作品を読んでました!面白かったです!
それはしょうがない
と言う訳で健康無事で遅くなりました。
気付けばブックマークが800件を超えるという
1000件超えても大丈夫なんでしょうか……