まあ、一般的な高校生だ
えーっと、頑張って書くので是非読んでください。
「君には、正義の味方になってもらおう」
深夜を回っている夜道で、怪しい男が話しかけてきた。
「は?」
俺は思わず聞き返す。
こいつ、頭おかしいんじゃないのか?
「僕の言ってることがわからないのか? ……まあ、君の頭じゃな」
男が諦めたように言う。
何だよ、それ。俺がバカだって言ってるようなもんじゃないか。
「心外だな。それに俺は知らない奴にバカにされる筋合いはねえ」
よくわからん男に向かって言う。かなり勇気ある行動じゃないのか? 不審者だろうし。
「それはすまない。ところで君は羽白川賢人でいいのかな?」
「……そうだが?」
個人情報を掴んでやがるよ。
「じゃああってるね。人違いじゃないみたいだ」
俺に何の用だよ。……って、さっき俺に正義の味方になれ~とか何とか言ってやがったな。
ならないけど。
「用が済んだら帰れ」
済んでないんだろうが、言う。
「ああ。じゃあまた会おう。もう君には正義の味方みたいなもんになってもらったから」
ん? 正義の味方みたいなもん? 正義の味方じゃないってことか?
「とりあえずその辺にいる雑魚っぽい敵倒して。敵はあっ、こいつ人間じゃねえなって思った奴でいいから」
おい。それって間違ったらダメだろ?
「ベルトを思い描いて、変身、って言えば変身出来るから」
そう言って男は去って行った。
って、ベルトに変身って仮面ライダーみたいじゃねえかよ。
違うんだろうけどな。