キオク(200文字)
掲載日:2011/07/14
それは小さな箱。
手のひらと同じくらいの白い箱。
その中にひとつひとつ大切に入れていく。
三つ葉のクローバー
恋文
ヘアピン
砂時計
ストラップ
綺麗な貝がら
箱を静かに閉じて錠を掛ける。
机の真ん中に置いてみつめる。
春の香り
夏の音
秋の時間
冬の色
ほんの微かだけれど詰め込んでみたよ。
だから忘れることにするね……。
悲しいけれどさ。
でも大丈夫だよ。
ここに私のキオクは置いておくことにしたから。
いつかその日が来るまでまたね――
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