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結局どさくさに紛れて戻れた

グハハ!! オマエハヒトジチ! オトナシクシテロ!!


うっ、くそっ!!ここから出せー!!


グハハ…………。


畜生っ、行っちまいやがった。このままじゃ……。


あの。


うわ! なんだもう一人いたのか? あんたも捕まったのか?


いや気づいたらここにいたというか。


そりゃ気絶している間に捕まったんだろう。


そうなんです? 今のが魔物? 初めて見た……。


あのゴブリンども、俺らの命と引き換えに金品や食料を要求するつもりだ。


そこは可愛い女の子が捕まるのがテンプレじゃないんだ。


はあ? あんた、何を呑気な。


いや、こういう世界の牢屋は妙に危機感がないというか。

当たり前のように見張りもいないし。


そりゃ閉じ込めているんだからする必要ないだろう。


とりあえず部屋を調べましょう。鉄格子の一部が脆くなっているとか、

秘密のボタンがあるとか、私のヘアピンで鍵が開いたりとか。何か起きそうです。

(最悪、私は何事もなく戻れると思うしね)。


※


本当に開いた……。


お兄さん、今のうちにさっさと逃げるんです。


何を言っているんだ、君も一緒に!


その台詞はフラグだから止めてください。

あ、あー!! いいって言っているのに!


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