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「逃れられない一本道」
学生時代の話だ。
スーパーやコンビニもなければ家もない。
ただただ、田んぼだけが広がっている寂しい一本道だった。
だが、君と出会って全てがどうでもいいように感じだ。
晴れの日も。
雨の日も。
雷がなった日も。
ただただ、自転車をこいでいる君の少し汗のかき、下着が透けている後ろ姿を見てるだけの時間がとても幸せに感じた。
自分に勇気がなくて、話しかけることは出来なかったけれど、今はこうして居てくれる。
そう。
ずっと一緒だね。
僕の心の中で。