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第114話 レグレスの暴走

「バニー、超がさっきバニーと契約して、バニーが子供を産んだら、俺の側室に3人娘をするって言っていたが」


 俺は研究所から戻ってきたバニーに聞くと、バニーはそうよと答えた。


「超、イエロー、レグレスからKの側室になりたいと前から言われていてね……超とイエローは本心から、レグレスは打算混じりっぽいけどね」


「お前は良いのかそれで」


「女としては少し複雑よ。でも博士みたいに抜け駆けされるくらいだったら3人娘みたいにしっかり契約した方が良いわ」


「そ、そうか……」


「Kも別に嫌いじゃないでしょ」


「まぁそうだが……」


「Kもよく考えている会社の安定化の為に抱いてあげて。3人はもう幹部だし、それくらいのお目溢しはあって良いじゃない」


「……バニーも知っているんだったら教えてくれよ。いきなり言われてびっくりしたわ」


「ごめんなさいね」


 話を戻し、バニーの子供はどうだったか聞くと、3人も産まれたと教えてくれた。


 怪人適性率は60%。


 普通の子に比べてだいぶ高い。


 博士も言っていたが、俺の遺伝子は子供の力が入る器を大きくする事が出来るらしい。


 まぁ才能を引き出すのと同じ気もするが、博士は違うと言っていたので違うらしい。


 元気に育ってくれればそれで良いのだが……。










「Kさん! 来たっすよ!」


「Kさん!」


「おじさん!」


 就業後に相変わらず元気な3人娘が俺とバニーの家に入ってきた。


「お前ら本当に初めてが俺で良いのか?」


「もちのろんっす!」


「Kさんが良い!」


「おじさんが良いなぁ〜」


 超とイエローは純粋な好意が見えるが、レグレスは打算が混じっているとバニーが言っていたが……こいつ何を考えてるんだ? 


 バニーも今日は3人娘にKを譲ると言っており、3人娘は押せ押せモード。


 風呂に入ろうとした俺に3人も裸になってくっついてきた。


 レグレスはいつも通りとして、イエローや超はこうしてみると結構胸でかいんだなと思った。


 着痩せするタイプっぽい。


「しっぽ洗って欲しいっす! 後ろだから手が届きにくくて」


「……じゃあねぇな」


 まずは体の洗い合いをする。


 超のしっぽだったり、イエローの長く垂れた耳、レグレスのスカートの中のミサイル発射口だったりを綺麗にしていく。


「レグレス案外綺麗だな。ミサイルバンバン放っているから煤だらけだと思っていたが」


「博士がトイレのウォッシュトイレみたいな感じで座るとスカートの中の汚れを自動洗浄してくれる装着を開発してくれて……それで綺麗にしてるわ」


「へぇ……ところでレグレスってトイレとかどうしてるんだ?」


「尿は排水ホースが格納されているからそれを引っ張り出して排尿して、便の方は体内で焼却されてほぼ燃えかすになったのが、カプセルに溜まっていくから、満タンになったらカプセルを取り出して、中身を捨てて、カプセルを洗浄するって感じかな」


「何か凄い作りしてるな」


「まぁね」


 洗い終わったらバブにて4人でゆっくり浸かり、疲れを落とすと、身体を拭いて、裸のまま寝室に移動する。


 ちなみにバニーは今日は別室で寝ると客間に布団を敷いて既に眠っていた。


 で、いよいよ行為をするってなり、超とイエローは問題なく中出しをすることが出来たが、レグレスはオナホみたいな恥部を出してそれを使って俺が自慰するみたいな行為になってしまった。


 流石に見かねたイエローと超が身体をこすりつけておっぱいサンドをしてくれたお陰で射精することが出来たが……レグレスこれで本当に良いのかお前はと思わずにはいられなかった。


 なおレグレス曰く普通に気持ちよかったとのこと……本当か? 


「排卵中〜排卵中〜」


 何かレグレスがいきなりそんな事を言い出して、ビクビク震えてる。


 俺、イエロー、超ドン引きで、2分くらいすると


「受精したからちょっと博士の所に行ってきます」


 と言って出ていってしまった。


「レグレスってあんなヤバいヤツだったか」


「さ、さぁ……」


「明らかに行動がおかしかったっす……いや、めっちゃ怖い動きしてたっす」


「だよな」


 ムードもへったくれも無くなったので、今日はここまでにして眠ることにするのだった。









「博士いる?」


 研究所に移動した私は義足はあるものの、ふよふよ浮いて移動し、博士の所に移動した。


「ん? レグレスか? どうした?」


「Kとの赤ちゃん出来たから培養液で育てて欲しいんだけど」


「は? 今日抱きに行ったんじゃないのか?」


「うん、そうだけど?」


「君もだいぶぶっ飛んでるねぇ……どれ見せてみなさい」


 そう言われたので私はスカートの中から子宮に繋がっている生体ユニットを取り出すと、そこにはいくら程度の受精卵が数十個白い液体がかかって浮かんでいた。


「は? これ全部受精卵か?」


「たぶんそう」


「おいおい、100人近くいきなり子供を作る気か? というか生体的には蜂に近いんだな……レグレスは。女王蜂と同じ感じか……」


「何か体内で育てるんだったら、今取り出した受精卵を1つ体内で育てて、産まれたら保管していた受精卵をまた受胎させて……みたいになると思う」


「まんま蜂だな。まぁ良い。この受精卵をカプセルで育てていけば良いんだろ?」


「うん! お願いしま~す」


「15歳程度で良いな」


「うん、あと怪人適性率が100%だったら怪人にすぐしちゃって」


「簡単に言ってくれる……まぁカプセルで育成中に怪人化薬を投入したらどうなるかの実験になるか……わかった」


「流石博士! 話がスムーズ!」


「本当に大丈夫かレグレス? 倫理観が終わっている私が言うのもなんだが、だいぶ言動が怪しいぞ?」


「そんな事無いよ?」


「一応検査していくから今日は研究所に泊まっていけ。Kには言っておくから」


「はぁい」


 するといきなり私は意識を失うのであった。


「レグレス!? 大丈夫か! しっかりしろ!」








 博士から電話があり、レグレスがいきなり倒れたと連絡があった。


 何事かと俺、イエロー、超の3人は起きて、とりあえず服を着て、研究所へと向かった。


「レグレス!」


「おお、K来たか。レグレスは眠っているよ……頭がショートしたっぽい」


「ショート? なんで?」


「強い刺激があって、体が防衛反応をしたと思われる。レグレスと性行為をしたんだろ? その時何か無かったか?」


「……いや、何か色々あったけど……いきなり排卵中とか言い出したのが一番印象に残っているが……」


「あ、たぶんそれだな。体の限界まで排卵したんだろう。それが刺激になってぶっ倒れた……とおもわれるねぇ」


「レグレスは大丈夫なのか?」


「バイタルは正常だ。まぁ研究所に来た段階で言動がいつものレグレスと違っていたから……それとK。レグレスが試験管ベイビーを作って欲しいって言って渡されたが……」


 博士が指さした先に魚卵いくらの様な丸いつぶつぶが沢山カプセルの中に浮かんでいた。


「あれ全部君との子供になるけど育てて良いかい?」


「え? これ全部!?」


「あぁ……そうなるが……」


「レグレスはなんと?」


「培養液で育てて欲しいのと怪人適性率が100%だったら誕生前に怪人にして欲しいって言っていたが……」


「……レグレスが望んでいるならその通りにしてくれ。正直レグレスに至っては精子を提供したくらいにしか思えなくて……」


「なるほど……了解した。じゃあこっちでやっておくよ」


「とりあえずレグレスの健康を第一でお願いします」


「あぁ、分かっている」


 こうしてドタバタした1日は終わるのだった。

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