10 大人たちの時間
すいませんでした!
投稿したつもりが出来てませんでした!
やっと大学の課題が終わったので、更新の頻度は上がると思います。
雪彦と花は夕飯を食べ終え、2人で部屋に帰っていった。
◆
「本当に花ちゃんは雪彦にベッタリだな。あんなに愛されちゃって羨ましいやつめ。あいつのどこがそんなにいいのか。」
そうは言いながらも冬彦はどこか嬉しそうだった。
「それについては僕としたら申し訳なくなってくるけどね。花がずっと近くにいるから雪彦はモテようがないだろう。あんなに隣で好き好きオーラ出されてたら誰も雪彦に手なんか出せないよ。」
「いや、雪彦こそ好き好きオーラ出してるからな。ほっんとうにお似合いのカップルだよ。さっさとくっつけや!」
「私としては冬彦様と美琴にそう思っていましたけどね。」
「おい……………もうその話はやめてくれや。」
「この話を始めたのは冬彦様ですからね。自業自得です。」
「ははは………………」
だいぶ冬彦は責められてるな………
このままでも面白いが、助け船は出してあげようか。
「まあ自分で言うのもあれだけどさ、僕らもそんなもんだったぞ?」
「そ、それはまた違うじゃありませんか!」
赤面した瑞季よかわいいね!
「そう言えばそうだったじゃねぇか!俺がどんだけくっつけようと翻弄したか。どっちからも恋愛相談されてたんだぞ!」
攻守逆転とばかりに現気になって冬彦が瑞季に畳み掛ける。
それにしても僕らはみんなじれったい恋をしてしまってるからな。雪彦と花もそうなるのは当然だったんだろう。
僕らと冬彦と美琴さんよりも拗らせてしまっているけどね。
まあ結局僕らは似た者親子なんだろう。
「それにしても冬彦が美琴さんの話を自分からしだすなんて珍しいね。彼女が亡くなってからお前が美琴さんの話すのを始めて聞いたよ。」
そう言えば僕は冬彦が美琴が亡くなってから彼が美琴さんのことを話しているのを聞いたことがなかった。
「いや、雪彦も高校生になったんだ。そろそろ俺も引きずっている場合じゃないなと思ってな。息子にカッコいい背中を見せてやりたいじゃないか。」
「そうか…………………でも冬彦は十分カッコいい父親だよ。雪彦もきっとそう思っているさ。」
雪彦は母親、美琴さんのことをほとんど覚えていないだろう。だから冬彦が必死に雪彦を育てて来たのだった。
「はっ、どうだかな!まあ少しでもそう思ってくれてたらいいがな。いつまでも妻の死を引きずっている俺なんかを今までみてきたんだからな。今さらだと遅いかもしれないが。」
今日の冬彦は酒が入っているせいかどこか弱々しい。
冬彦は昔から自分で抱え込んでしまう癖がある。だからこそこういう場でスッキリとして欲しいんだ。
「大丈夫ですよ。雪彦様もきちんとわかっています。雪彦様はとても察しがよく、気を利かせることのできる優しいお人です。まあ恋愛は除きますが、そんな様に雪彦様を育てたのは他でもないあなたですよ?もっと自信を持ってもいいんじゃないですか?」
「そうだな。お前には僕らが花との関係に悩んでいたときも助けてくれた。お前がまだ立ち直ってもいなかったはずなのに全力で僕ら家族のことを心配してくれた。僕からしても冬彦はカッコいい父親なんだよ。」
僕らはあの時に花の気持ちに向き合えてなかったら取り返しのつかないことになっていたかもしれなかった。
だから冬彦にはもっと自信をもってほしい。
「瑞季、当真…………………ありがとな。」
「はい。」
「おう。」
お読みいただきありがとうございました!
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