ミナギとカケル 作戦会議
ミナギ「つーわけだけど、どうする」
カケル「どうもこうもやるしかないでしょ。あんた、この施設の間取りとかほかのペアのこととかわかんないの？」
ミナギ「ほかのとこのヒトは知らねぇけど、ここの構造もほかのドールの情報もきっちり入ってんぞ」
カケル「…やるじゃない」
ミナギ「まぁな」
カケル「で、誰から潰す？」
ミナギ「…お前、しれっと恐ろしい奴だな」
カケル「やらなきゃいけないのは変わらないんだからオブラートに包んだところで変わらないでしょ」
ミナギ「…っは、やっぱぶっ飛んでんなぁお前」
カケル「うるっさいわね。それで？さっさと作戦たてなさいよ」
ミナギ「へいへい。そーだな、最初に狙うなら…ミハルだな」
カケル「ミハル？って誰、どこにいけばいいの」
ミナギ「んぁ、誰って言われてもなぁ…まぁとりあえず、あいつらが出歩いていなければここからそう遠くはないはずだぜ」
カケル「とりあえず奇襲でもかけてみる？」
ミナギ「はぁ！？てめ、バカか！何の策もなしに突っ込んでどうする！」
カケル「まずいと思ったら撤退でいいじゃない」
ミナギ「死にてぇのか！」
カケル「あたしが死ぬような作戦立てるわけ！？信じらんない！」
ミナギ「だから少し待てって言ってんだろうが！」
カケル「時間もないって言ったのはアンタでしょ！作戦立てるしかできないくせにさっさとしなさいよ！おいてくわよ！」
ミナギ「勝算はあるつもりなのか」
カケル「武器を持っているとはいえ奇襲よ？一撃入れて逃げるくらいはできるでしょ。小手調べ小手調べ」
ミナギ「…お前、絶対ギャンブラーだろ」
カケル「あら、ちゃんと自分の力量は理解してるつもりよ？」
ミナギ「はぁ、くっそ…いいか、駄目だと思ったら即撤収！その場合はここには戻らねぇからそのつもりでいろよ！」
カケル「わかったわよ！」
ミナギ「おら、いくぞ。この部屋を出て右を突き当たり、そこから先は少し入り組んでるから遅れんなよ」
カケル「は、舐めないでよ！あんたこそ途中で力尽きるんじゃないわよ！」
レイ「ふふ、やはりここが最初に動きましたか。奇襲先は…あぁ、あのペアですね。ではそちらの様子も見てみましょうか」
