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From A to Z  作者: Jade
S
94/130

Life

きみがいない 奇妙さを

かかえながら いきてる


熱が冷めた だけ

欠けていく 質感


泣いてしまいそうな のに

いつまでも泣けない まま


白く光る

月を見て いる


きみだけがいない


日常に押し潰され

歩く地の不確かさ


哀しみと言えた

ならよかった


蜘蛛を逃がす手つき

蛍舞う川べり


息をのむほどの暗闇を

ふたり歩いたね


断層がずれるように

わかれてしまった

道の果て


さよならは似合わないから

またねって


わたしに告げた


同じ夏は来ないのに

太陽に焼かれると

陽炎のようだ

ありもしない水を追う

水を乞う



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