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花詠み
チィ さく
とり の ヱ
ミエ ざる
たび ビト
ハナ よぶ
うた ゴエ
ど
こ
か
ら
か
春、
なごむ ココロ
ヨミ
がえり
カオ に
月 浮かべ
見上げる
空
薄紅の夢
芽 吹く
轍に 芽吹く
命
在る モノ
パターン
を 刻む
ビル
の
隙間
から
香る
沈丁花
切ないほどに、
春を
乞う
淡い影
とぎれ
がち な
ボサノバ
“そばにいたでしょう、?”
さくら
なのはな
ゼラニウム
路地裏の
たんぽぽが
ふっ と
息を
漏らす
添う ように
歌って
探してた
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小鳥の歌声も
華やぐようで
Harmonia!
やわらかな光
たわむれる春