前へ目次 次へ 71/130 亡郷 そばにいて 離さないで 簡単な言葉さえ 言えなかったね さらさらと流れていく 軽い音楽みたいに 笑ってた 思ってたより ずっと 大切だった 幸せだった 無理矢理 好きになった 新しいものは 私を彩らなかった 生活という生活から ヒビが入って ポロポロと崩れていく 綺麗な外壁 傷跡を覆った世界 足の置き場がないのに 微笑まざるをえない 誰、なんだろうね 小さなズレを 見ないフリして ふわふわと集う 嘘にすがっている だけかもしれない 白い花を焼き捨ててしまいたかった