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Glorious Smile
彼女はあまりにも
透明で
儚い笑顔を
残していった
満開の桜が
頬にかかり
涙が
拭われていく
駆けた命
幸せでしたか
きっと
辛かったのだけど
何度も何度も
ぼろぼろになって
それでも
飛び立つ貴女
背中に羽がないのが
不思議なくらい
まっすぐな
光
どこまでも
照らされますように
信じた希望に裏切られても
なお羽ばたくその先に
栄光あれ
どうか
君の笑顔が
届きますように
冷たくなってしまった
人達のもとまで
永遠に燃える灯を
どうか
でも
わたしからは
もう大丈夫だよ
ありがとう
って言いたい
過ぎるくらい
頑張ってきた姿を
知ってるから
どうか
羽を伸ばして
自由になって
My Engel