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From A to Z  作者: Jade
K
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句集《雪中松柏》

社会鍋初めて見て二度見する


世は末と謳う人々恋もせず


君の香のやわらぎこそ救いなれ


凍空に輝きありて君と見る


別れ行く友に笑顔と言い聞かせ


この恋を君は知らない風の花


二年ぶりすらりと立った横顔よ


幸せの名を問う聖夜雪が舞う


イブまでも疲れに沈む君に祈り


ひたひたと迫る底冷え京の冬


どこにいても君と繋がるLINEだね


来る度に七変化する東京駅


変わらない祖母の幻影端の駅


雪深い君の町聞く彼方から


柚子くれるおばあちゃんに微笑んで

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