127/130
999
心の奥底をかっさばいて見せなければ
意味はあるまい
死に惑う我らの閾値は
そこにある
全ての形式は表層から流れ落ち
ささいな侵食を終える
全く死に絶えた希望の
持ち主は誰だったか
戦火の果てに
千年の宿業を解け
仮面と神楽を捨て
祭りも奉られもせず
我らが我々一人一人であるように
自ずから言葉を放って注意深く聞く
察することによる規定を止め
表れたものを認める
それでよいだろう
この混沌の時代には
99999999999999999999999
足りぬ1を探している