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From A to Z  作者: Jade
W
114/130

千鶴子先生

10年前


立っていられるあなたが

羨ましくてなりませんでした。


立っていられない自分が

情けなくてなりませんでした。


己の弱さだと思って参りましたが

そうではなかったのですね。


随分あなたの言葉を誤解していたようです。

自分自身への誤解もございました。


わたしは

悲しい女でいたくなかった。


だからと言って

感情を殺せば男のように生きられる

わけではなかったのですね。


心のままに遊び

心のままに学ぶ


誰もがそうできる社会へ

わたしも

何とか立っていようと思います。


少しでも

次の世代が前に進めるように

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