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異世界の重装飛行歩兵  作者: ライフル兵
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 用語

4大陸 

 現在分かっている限り大陸が4つのみ。

 そのためこの大陸には特に名前がなく、ただ単に方角+大陸(東大陸、北大陸など)と呼ばれている。

 伝承によると他にもあるそうだが航海術の未発達により判明していない。


 大陸歴と呼ばれる暦を使っているが基本的に地球の西暦と同じ。

 1年=12ヶ月=360日

 1ヵ月=5週間=6日

 1日=24時間 

 1時間=60分

 1分=60秒 


 ただしこの大陸歴ができてから1日の長さが366日であることが判明したため、5年に1回閏月が入る。


度量衡

 基本的にはメートル法。

 一部地域ではヤードポンド法を使用しているが公的にはメートル法を使用することが世界協約で決められている。


世界協約

 4大陸が相次ぐ大地震にあい、戦争どころでなかった時に結ばれた条約。

 この条約に批准していないと他国から国としての承認を受けられないのが慣例となっている。

 地球でいうと戦時国際法を発展させたもので捕虜の扱い、宣戦布告の規定などが明記されている。

  

種族

 種族は人間が一番多い。

 それ以外にエルフや亜人といったファンタジーな種族もいるが、独立した国を持てる種族はほとんどいない。ほとんどが人間の国の中でまとまって住んでいたり、友好的な種族で連合して国家を形成したりしている。


魔力

 地球にはない、異世界独自のもの。

 魔力がどこで作られているのか不明。使い切らない限り回復する。使い切った場合は命に別状はないが魔力は回復しない。魔力が減ると倦怠感に襲われる。

 種族・によって魔力の多寡、効率などは異なる。また、個人差もある。一般的に人間は少ない。

 一部の金属や宝石などに蓄えることができ、それを随時取り出して使用できる。

 空気中にあると不安定な状態になるので長持ちせず消えてしまう。


魔法・魔術

 魔力を使用して行うもの。

 魔力が少ない種族では魔法・魔術はあまり発達しない傾向がある。

 魔法と魔術の違いは特にない。強いて言うならば魔法は精霊の助けを受けて使用する精霊魔法などをすべて含んだもの。魔術は自分の魔力のみを使うもの。


魔法具

 魔力が金属や宝石に蓄えることができ、それを自由に使える性質を持っていることを利用した道具。

 魔力を蓄えたものに魔法陣をくっつけることで魔術を使用できるようにしたものが一般的。 

 人間の間で発達しているのは主にこの技術。

 近年鉄筒に球状の爆発エクスプロージョンの魔法具を2つ入れ、まず1個を爆発させ、さらに飛んでいったもう1個が爆発する魔導大砲(ようは榴弾砲。性能は初期の大砲並み)がよく使われる。


科学技術

 魔法が発達しているため、科学技術はあまり発達していない。

 科学のレベルとしては中世レベル。地球で科学技術の発達に一役買った錬金術も異世界では魔法によるものだった。

 しかし、魔法と科学が融合した魔法科学が新しい学問としての地位を確立し地球でいう蒸気機関に相当する魔導機関の開発などが進んでいる。


古代文明 

 推定で2000年ほど前まで栄えていた文明。

 都市国家の集まりだったが疫病や戦乱により滅亡。

 魔法科学が異常に発達しており、こちらでいうロボットに当たる機人族を生み出したりしている。

 貴族階級では迷宮を作ることが盛んにおこなわれており、それが現在まで残っている。


迷宮

 古代文明の貴族階級が作った施設。

 地下迷宮のほかに海中遺跡、浮遊島などがある。

 軍事用やシェルター用、宝物庫用のものが主。

 ダンジョンコアと呼ばれる大量の魔力を蓄えた宝石があり、これがある限りトラップなどが稼働する。

 

冒険者

 迷宮を攻略するために志願者を募ったのが始まり。迷宮探索のほか魔獣討伐、護衛なども請け負う。

 同業者組合ギルドを組織し、そこにクエストを発注する形式。

 国によってかなり扱いが異なる。中小国では設置しないところがある。

例)ロードス王国・・・軍と並ぶ一大軍事組織。組織戦の軍隊、個人戦の冒険者ギルドという感じ

  ヴァリャーグ帝国・・・軍の力が強いので仕事はなく、国内でのイメージは悪い

  シュバルツ連邦・・・冒険者は元軍人しかなれない。戦時は軍務につく。


宗教 

 地球の宗教とはかなり異なり、ごくまれに出てくる神からの言葉を伝え、それを実行する組織。

 それ以外には教育や医療、冠婚葬祭などをしている。

 自衛のため武装神官を抱えているところもある。

 いくつかの神が出てくるので神ごとに宗教がある。

 ロードス王国では国是を「全国民がロードス神に絶対的に帰依する」ことだとしている。

 基本的に帝国、連邦では宗教は自由。無宗教でもOK






軍隊について

 基本的な兵種と特徴、運用については以下の通り


長槍パイク

 パイクは比較的短期間の訓練で済むため、現在主に常備軍の規模が少なく民兵に頼る中小国を中心に広まっている。

 密集陣形または横隊で用いられ騎兵に対して槍衾で対抗し、歩兵に対しては主に槍で叩いて対抗する。

 後述のハルバートより軽いため、非力な種族でよく使われる。


斧槍ハルバート

 ハルバートはパイクと並び歩兵用武器として広く使われており、パイクの登場までは歩兵武器といえばこれに限った。

 斬る・突く・払う・鉤爪で引っ掛けるなど多彩な攻撃ができるが習熟が必要。

 重量があるためドワーフなど力がある種族や、貴族の私兵など常日頃から訓練を受けることができる者が使用する。


長弓ロングボウ

 長弓はもともとは一地方で使われるローカルな武装だったがヴァリャーグ帝国が大々的に使い、ロードス王国の重装騎兵を壊滅させたことから一気に広まった。

 高い速射性・曲射など利点はさまざま。

 訓練で左右の体格が不釣り合いになるほどの訓練を行わないと効果的には使えないのが欠点。


クロスボウ

 クロスボウは最も広く使われている遠距離武器。

 滑車を使用したり、腰を使って弦を張るので弓よりも高威力で最大射程に優れる。

 また弓兵にはできない伏射ができる。

 ただ弓の1/6以下の発射速度、長距離射撃になると翼(弓が横になっている所)が邪魔で狙うことができないなどの欠点がある。


魔法兵

 一般的に魔力が少ない人間だが、稀にいる魔力が高い人を集めた兵種。

 大規模魔術による攻撃は1人で攻城兵器に匹敵する威力が出せるので重宝される。

 近年では魔導大砲など魔導武器の広まりで需要は拡大する一方。


工兵

 文字通り工事をする兵。

 工事といっても普通の歩兵なら塹壕掘り、木柵の設置ぐらいはするので工兵は主に橋の設置など専門的な土木工事や攻城戦では攻城兵器による攻撃や坑道掘り、防城戦では防御施設の修理などを行う。

 魔導大砲をはじめとして魔導兵器の広まりから魔法兵と行動を共にすることが多い。


偵察兵

 文字通り偵察を任務とする兵士。斥候ともいう。

 敵に見つからないよう静かに接近し、情報を集め、確実に帰還することを任務とするので優秀な兵が務める。

 広範囲攻撃や暗殺などの攻撃に優れていることが多い。


軽騎兵

 鎧を装備しない軽装備の騎兵。

 機動力の高さを生かして敵地への浸透、攪乱や偵察、略奪や奇襲、輜重襲撃、戦闘後の残兵狩りなどによく使われる。

 サーベルが主武装で方陣に対しては有効な攻撃手段を持たないので他兵種の支援を必要とする。

 よく訓練された騎兵なら馬上から弓を扱うこともできるが命中率は低い。


重騎兵

 プレートアーマーに身を包み、ランスを持ち、ランスチャージの衝撃力を生かして敵陣を蹂躙する。

 しかし機動力が低く、使える場面が限られるので運用には指揮官には高い能力が求められる。

 維持には高い費用が掛かるので貴族がなることが多い。

 パイクが使用されるようになると重装騎兵の圧倒的優位は揺らぎ、中小国ではあまり使用されなくなりつつある。しかし重装騎兵が不利になったわけではなく、うまく運用すればいい結果が帰ってくる。

 つまり、ハイリスクハイリターンな兵種。


槍騎兵

 胸甲(金属製のベスト)と兜、重装騎兵ものより軽い馬上槍を使用する。

 重騎兵部隊が資金的な理由などで規模が小さい国で採用されている軽装騎兵と重装騎兵の中間的存在。

 悪く言うと軽騎兵より機動力がない、重騎兵より衝撃力、防御力に欠ける中途半端な存在なので重装騎兵よりもさらに運用が難しい。

 しかし、最近は魔導兵器の発達により鎧が用をなさなくなりつつあるので増えつつある。




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